スキップ・ビート!のレビュー
10点 takamさん
芸能界を舞台にした主人公キョーコの、いろんな意味での恋物語。
とにかく感情の起伏が”マイナス方向に”すごく深く描かれるので、”演技”という場を得た時のギャップが素晴らしく気持ちのいいストーリーを作り出します。
TVアニメ版も面白いですが、漫画版は輪をかけてマイナス面に磨きがかかっていて、その格差たるや作者が魂削ってるレベルかと。
個人的には事務所社長の娘を説得するエピソードが、すごく洗練されたコマ運びとセリフ回しで素直に感動しました。この回がフェイバリットですね。
10点なのは、この作品を借りたきっかけで親密になった女性が、今の奥さんだったりするからです。なのでちょっとボーナス点が入ってるかも。
でも、男性でも楽しめる面白い作品なのは間違いありません。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2014-03-22 22:41:19] [修正:2014-03-22 22:41:19] [このレビューのURL]
9点 とろっちさん
非常に面白いです。
話の展開が正直マンガだなとツッコミたくなるところも多々ありますが、面白いのでそれもありかと。
この作品の面白さは主人公のキャラに尽きます。
キョーコちゃんはよく笑い、よく泣き、よく怒り、よくヘコみ、よく呪います。
天真爛漫でひたむきで、困難に懸命に立ち向かっていく様は、見ていてとても爽快です。
ただ明るいだけでなく、怨霊モードや過去のトラウマ等、心の闇の部分もあり、
そのギャップもうまく表現されています。
読んでいてとにかく応援したくなります。
明るく楽しい話でサクサク読めますが、締めるところはきっちり締めており、そのバランス感覚が絶妙です。
誰にでも安心してお薦めできる作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-10-12 16:50:20] [修正:2009-10-12 16:50:20] [このレビューのURL]
8点 パンダマンさん
芸能界復讐奮闘記?みたいな話
色々なやっかいごとをガッツで乗り切る主人公は見ていて気持ちいい
これを読んでいて菅野美穂を思い出した。菅野美穂を初めてはっきり覚えたのは「エコエコアザラク」というホラー映画。ラストの豹変する演技はもう言葉で表現できないくらい衝撃的で、主人公達だけでなく映画丸ごと喰ってしまう位パワフル。まぁ、それから売れっ子になるには時間がかからなかったのはあの映像をみれば納得せざるおえなかった。
菅野美穂の見事な悪役っぷりなどついついこの漫画の主人公と感じが似ているのでついつい重ねてしまった。現実の女優と比べられるくらいこの主人公は生き生きしてる
一応復讐の為に主人公は動いているという設定だから話が暗くなりそうなんだけど、ほんとどのシーンがおちゃらけているので話が暗くならず、ケラケラ笑いながら読めて読後もスッキリ。怨念が取り付いたブラック主人公には愛嬌すら感じる。笑うとこは笑うとこ。シリアスなところはシリアスなところと、ちゃんとメリハリもあって漫画にテンポがある
難しい演技のシーンでも、コロコロ変わる表情を読んでいる側が「おおー」っと思うレベルのものに仕上げてくるあたり、この作者のレベルの高さが出ている。漫画って自分の想像したキャラクターには既に演技させてるわけだけど、それに更に演技させて、大根演技、ベテラン演技とか描き分けるのってすごい高度だと思う。読者を納得させる表情をかくとなると、もうなんか想像するだけで胃がキリキリしてくるな。
主人公がどういう選択をしていくのか先が気になるね〜
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-02-17 10:21:06] [修正:2009-02-17 10:21:06] [このレビューのURL]