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6.5点(レビュー数:2人)

作者さそうあきら

巻数4巻 (完結)

連載誌漫画アクション:1999年~ / 双葉社

更新時刻 2009-11-25 06:40:10

あらすじ “言葉”を与えられないまま生まれ、育ち――少女に出会い、“言葉”と出会う。「トト」は獲得していく――言葉を、喜びを、悲しみを、世界を…

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トトの世界のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

7点 チャドさん

読み手を選ぶ作品。
正しい正しくないの感覚がおかしくなる。
笑いを求めている人はこの作者の作品に出会うことは無いだろう。
この作品もいろんな社会性を持っている。
静かに読むのが好きな人、深く読みたい人にオススメ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-05 01:43:33] [修正:2008-02-05 01:43:33] [このレビューのURL]

6点 souldriverさん

「言葉」を題材にした一風変わった作品。
うまくドラマ性とサスペンス性を組み合わせつつ、あえて漫画というメディアで「言葉」を表現しようとしたのはおもしろい。構成もしっかりしており、読み応えのある内容。

が、しかし。この漫画の恐ろしいところは別にある。
唐突に見せられる生々しい描写や、トトの育ての親の常軌を逸した猟奇的心理、明かされる衝撃的なトトの生い立ち。これらが軽い絵柄との凄まじいギャップによって「グロい」を通り越し「不気味」になっており、下手なホラーよりもショックは大きい。
いったん読者を突き落としておいて、スッと救い上げる手法は分かる。しかしこの場合突き落とし方があまりにキツく、最後まで読んでも救われた心地が全くしない。何も知らずに読んだ僕はちょっとしたトラウマにさえなってしまった。
「神童」の明るい展開やライトなタッチのイメージで読んでしまうと、かなりの精神的打撃を受けてしまうことは間違いない。また結末自体は良かったのに、その経緯がやや唐突で不自然だったのも残念。

物語自体はよくできてるし、メッセージ性も非常に強い。ただ繰り返し読んでみようとはなかなか思わない。(コワイから)
悪い作品ではないが、読むにはそれなりの覚悟と心構えが必要。かなりの異色作だと言い切れる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-07 05:16:24] [修正:2007-07-07 05:16:24] [このレビューのURL]


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