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5.5点(レビュー数:2人)

作者石田敦子

巻数7巻 (完結)

連載誌ヤングキングアワーズ:2004年~ / 少年画報社

更新時刻 2009-11-25 06:40:45

あらすじ 福山イチ乃は入社したてのド新人アニメーター。少し先輩の双子の弟・二太と一緒に夢を追い続ける毎日。理想を追って傷ついて。若さ故に未完成。でも、アニメへの想いは熱い。アニメーター達の青春グラフィティ。

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アニメがお仕事!のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

5点 DEIMOSさん

作者の思い入れに偏重したアニメーター漫画。

はい、私はアニオタです。(アニメーターではありません。)

この漫画は、つまるところ、以下のような作者の(アニメーター時代の?)思い入れに集約される。
?自分が思うように描けない無力感
?アニメ業界の滅茶苦茶さ(労働環境、業界構造など)への失望とアニメ(作画)への憧憬(動かしたい願望)とのジレンマ
?「働く女性」の困難(恋愛至上主義への懐疑)

これらはあまりにリアルすぎる。
リアルすぎて、笑えない。感動できない。もはや漫画ではなくエッセイだ。
アニオタ(もっといえば、作画オタ)だからこそ、日本産業の一部を構成する業種として、サステナブルなジャパニメーションの今後を本気で考えてしまうのは私だけか?

登場人物が嫌な奴ばかりだし、視点が原画マンに固定されている点で漫画作品としては物足りない。アニメという創作物に対し、スタッフ(脚本・演者・制作含む)がぶつかりあい、わかりあう、その結果として、偉大なアニメを作り上げる、という「夏子の酒」的クリエーター漫画、もしくは、バクマンよろしく暴露漫画にしてしまえば、さらに面白い漫画となりえただろう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-14 22:20:52] [修正:2010-02-14 22:20:52] [このレビューのURL]

6点 鹿太郎さん

意外と珍しいアニメーター漫画。

仕事あり恋愛ありで葛藤葛藤また葛藤な非常に正しい青春職業物。
業務内容というか専門用語に明るくないのであまり理解らず雰囲気で読んでいたところもありましたが、とりあえずアニメーターという仕事のシビアさだけはビンビン伝わってきました。
少女漫画寄りのフワフワした絵柄に似合わずかなーり重め。
読んでるこっちまで沈んでくるくらいにキャラクターの堕とし方が陰湿的でこのあたりは徹底していて面白かったなあ。

ただ、掲載誌が月刊だからか展開が速すぎるきらいがあって、もう少しタメが欲しい大ゴマで魅せて欲しいと思ったシーンもありました。
それでちょっと損しているかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-23 05:05:20] [修正:2008-02-23 05:05:20] [このレビューのURL]


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