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8点(レビュー数:1人)

作者聖千秋

巻数5巻 (完結)

連載誌別冊マーガレット:1993年~ / 集英社

更新時刻 2009-11-25 00:44:02

あらすじ 学校では他人に裏切られ、家庭では義父に気をつかう…そんな生活に嫌気がさしていた望江。そして、あるとき、目にした「みみずくの里」のチラシをきっかけに彼女の運命が動き出す…。

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すすきのみみずくのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

8点 blackbirdさん

誰でも自分の生きる意味が分からなくなって悩んだり、
人に優しくしたいのに自分の嫌な部分が押さえられず、
攻撃してしまったり。
自分の感情がコントロールできなくて、どうしたらいいのか
迷路にはまってしまうことがあったと思う。

思春期の頃の熱病みたいなものかもしれないし、
通りすぎてしまったら何てことはなく、今の悩みの方がずっと大きいし
深刻だよ、と思うかもしれない。

でも、この時期にはこんな悩みで世界が終わりみたいな気持ちになって
しまうんだよね・・・ってことを、思い出す作品。

人を傷つけてきたことを思い悩む主人公に、篠がかける「人が何に傷つくか分からない鈍感な奴より、知っている奴の方がその人を本当に理解しようとしている」というような言葉がとても優しく響く。

今は傷つきたくない人、傷ついた!と声高に叫ぶ人が多いけど、こうやって傷つけあって人間関係を築いていこうとする人間は、強くなるだろう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-12 13:06:18] [修正:2011-06-12 13:06:18] [このレビューのURL]


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