「blackbird」さんのページ
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胸キュンものから硬派なものまで。
少女・少年マンガから青年マンガまで。
大事なことはたくさん漫画から学びました。
7点 おさんぽ大王
いいなあ、こういうゆるいお散歩漫画。
しかも反応が結構こちらのツボにはまる。
ネズミの遊園地はもちろんですが、
「相田みつお」のくだりはかなりウケました。
海外もいいけど、やっぱり自分の知っている近場の話が
面白いな。
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[投稿:2011-09-18 18:24:33] [修正:2011-10-03 16:38:38] [このレビューのURL]
9点 壬生義士伝
幕末漫画は数あれど、中でもこの吉村という一人に焦点を絞っての
描き方は初めてで新鮮。
新選組がどういう集まりだったのか、
「尊王攘夷」がどんなものだったのか、
当時の下級武士達の、将来の希望のなさとやるせなさ。
武士なのか、武士とは言えないのか、自分がよくわからないまま
幼馴染に腹切りを迫られる割り切れない思い。
それがながやす氏の緻密な画力で、ものすごい迫力で伝わってくる。
巧い、巧すぎる。
第二部からは息子や妻の話も加わり、さらに涙無くしては
読めなくなりますね。
原作がしっかりしているので、終わり方も期待しています。
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[投稿:2011-09-18 18:34:49] [修正:2011-09-18 18:34:49] [このレビューのURL]
3点 むすめふさほせ
現在競技かるたを広めたのは「ちはやふる」だが、それより前にかるたを扱った漫画あったのですね。
まあ、絵柄がかるたと全然合っていないし、無理やり恋愛を突っ込んだからどっちつかず。ストーリーもごく普通で先が読めちゃっても楽しめるほど、入り込めませんでしたね。
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[投稿:2011-04-27 13:28:43] [修正:2011-09-18 18:21:14] [このレビューのURL]
6点 金魚屋古書店
「ああ、そういえばこんな漫画あった」「結構好きだったな」と楽しめるけど、何度も読み返すほどではない・・・かな。
70、80年代の漫画を扱っていることが多いので、この年代を楽しんだ人は楽しめるかもしれないが、後はもっと新しい世代が、「こんなのあるんだ」とこれで発見していくものなのかどうか。
しかし後半になると扱われる漫画がかなり自分の好みと合わなくなってきた上に、人物の描き分けがつかなくなり、何が何やら・・・正直もういいかなって感じです。
でも、こんななんでも揃う古本屋さんがあったら、助かるだろうなあ・・・
夢のようです。
ぜひ近所にほしいです。
そしてあの倉庫で一日過ごしてみたい。
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[投稿:2011-06-12 12:39:11] [修正:2011-09-18 18:18:30] [このレビューのURL]
6点 スキエンティア
現代よりちょっと進んだ近未来。
科学によってもたらされる恩恵を、使うか、使わないか。
たとえば、自殺願望の女と、最後にもう一度若い体に戻って思い切り働きたいという女の入れ替え。
ロボットに最後を看取られていく男。
命と引き換えに才能を得る男と、それを断った男・・・など。
人は何に幸せを感じるのか、人を羨ましく思うのか、
生きる価値とは何なのか。
色々な事を考えられる一冊です。
最初に読んだときはそれほどでも・・・と思ったけど、
二回目に読んだら、作者の温かい目線が感じられ、
とても救われた気分になりました。
それほど絵が上手い!という訳ではないけど、読み応えのある、
誠実な作りです。
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[投稿:2011-06-23 13:23:53] [修正:2011-09-18 18:15:45] [このレビューのURL]
5点 ボレロ
素晴らしいコーチに出会って、自分がスケートで表現したかった世界を
描けるようになった、環の成長ストーリー。
いろいろな世界で、道を究める時に愛情までも重ねてしまう女性が多いのだろうけど、環もたがわずコーチに魅かれていく。
初めて、本当に愛される(不倫なんで本当なんだかは何とも言えない)事を知り、人に優しく接し、愛情をかけることを知っていく。
虚勢を張っていた自分が本当は小さい存在で、だからこそ愛しいという、自分発見は、この作者の作品に何度も何度も描かれた主張。
正直、またこの流れか・・・と思ってしまうが、これが槇村ワールドですかね。
女性の成長とともに、スケートや、表現の魅力も楽しませてくれます。
絵はまだそれほど崩れてはおらず、ぎりぎり綺麗な絵を楽しめます。
最近の作品も、せめてこの位で描いて欲しいです。
他短編が一つありますが、ちょっとバブルっぽいな。
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[投稿:2011-06-15 13:34:19] [修正:2011-09-18 18:14:32] [このレビューのURL]
6点 さよならもいわずに
同じ屋根の下にいても、お互い別の事をしたり、
話しかけないってことは当たり前にある。
それなのに、ほんの2,3時間見なかっただけの間に、
パートナーが亡くなってしまうなんて・・・やりきれない。
日常の中で、その人「だけ」がいない。
その違和感。
きっと、ずっと、慣れないだろう。
この物語は、まだ彼女が風景に溶け込んでいってしまう前の、
失った悲しみにもがく、作者の姿。
がむしゃらに仕事をしたり、普通に歩いたりしている時に
フラッシュバックのように襲ってくる、得も言われぬ感情。
闇に飲まれてしまいそうなコマ。
哀しいというよりも、何でいないのか感情がついていけなくて
気持ち悪くなりそうな思いが伝わってくる。
どうしてここまで、こんな苦しい時期に描かなければ
いけなかったのか。
自分の人生を切り売りするとか、商売上手とか、
言われることもあるだろうが、本人もこの状況下でも
「おいしいネタ」と自覚しながら書いたほどの確信犯。
他の作品を読んだことがないが、根が漫画家なんですね。
やっぱり表現者、そして、全てを細部に渡って記録する
ことによって、自分の記憶にとどめ、彼女を遺したんですね。
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[投稿:2011-06-27 22:31:47] [修正:2011-07-25 22:53:22] [このレビューのURL]
原作を忠実に再現したコミック。
多少絵は少女マンガ的だけど、それほどの違和感はありません。
先に原作を読んでいたので、原作の方がほろっとさせられたように
感じましたが、
「主人公がけなげにがんばってて、ええ話や?」という感じでしょうか。
関東と関西の味の違い、だしの取り方ひとつとっても違って、
そこに悩み、ひとつひとつ店の味を作っていく姿は、
謎の武士でなくとも応援したくなるし、ちょっと食べさせて、と
言いたくなります。
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[投稿:2011-07-24 22:22:45] [修正:2011-07-24 22:22:45] [このレビューのURL]
9点 へうげもの
面白いですね。
歴史、特に戦国もので文化、特に茶道、陶芸面から描くことは
ほとんどなかったのでは。
珍しい視点です。
ところどころ、いい勉強になります。
作者独自のキャラ設定、ギャグも、好みがあるけどいい塩梅。
利休がいなくなり、秀吉がいなくなり、
とうとう戦国時代も佳境にさしかかって、
最後はどうやって終えるのかなと、そこがポイントですね。
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[投稿:2011-07-24 22:09:26] [修正:2011-07-24 22:09:26] [このレビューのURL]
5点 珈琲時間
こういう雰囲気は嫌いじゃないだろうに、
いまひとつ浸りきれなかった感がありました。
せっかくのコーヒーも、
思ったよりもあまり効果的に話を盛り立てるわけではなく、
香りがしてきそうという感じでもなかった。
同じ人物が出てきたり、二回読むと人のつながりも
見えてくるけど、ふうん・・・という程度になってしまったのが
残念です。
はるみちゃんと叔母さんの話は好きでした。
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[投稿:2011-07-21 23:10:31] [修正:2011-07-21 23:10:31] [このレビューのURL]