「blackbird」さんのページ

総レビュー数: 185レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年03月31日

8点 蠢太郎

実話なのか、フィクションなのか。
それすらも分からなくなってくるほど
実在の人物をリアルに描き、
話を組み立てていく力はさすが、村上もとか。

渾身の舞を見せる蠢太郎の迫力!妖艶さ。
かと思うと、奈落の底で動く男達の姿。
・・・見応えありますね。

「やんごとなき」方たちの話は何とも言えないけど、
こういう世界もあるのかなあ。
暗殺のような物騒な話も、婚外子とか、
実際にあった話なんでしょうかね。

なかなか目にすることのない明治初期の時代の話、
物珍しさもあり、面白かったです。
奴も、「ああ、そうか」という感じ。

仁先生がちょろっと・・・という遊びもあります。

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[投稿:2011-06-29 21:47:24] [修正:2011-06-29 21:47:24] [このレビューのURL]

竜馬を描いた作品としては良作だと思います。
大げさだったり、フィクションのところもあったりですが、
飛びぬけて変な話にはなっておらず、「竜馬初心者」が
入りやすいと思います。

ただ、残虐なシーンはそれなりにあるので、苦手な人には
薦められないかも。
(斬りまくりの幕末だからやむを得ないんですが)

この作品は竜馬の視点に立っているので、容堂とかは
えらい悪者ヅラ。
幕末ものはどこの視点に立つかで、えらく人物描写や人相が
変わってしまいますね。

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[投稿:2011-06-29 20:15:32] [修正:2011-06-29 20:15:32] [このレビューのURL]

ほんわか、まったり、じんわり。
奥さんに先立たれたおじいさんて、かなり寂しいものが
ありますが、いい老後になって良かったな。

最初はとっても距離があったおじいさんと孫の距離が
だんだん縮まって、布団にもぐりこんだり、宿題を
見てあげたり、とっても顔が似てきたり。

笑いも交え、テンポも良く、楽しめました。

ただ、やっぱり謎なのは仙川さんですね。

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[投稿:2011-06-28 23:11:58] [修正:2011-06-28 23:11:58] [このレビューのURL]

簡単に言うと、若い時に勢いで遊んでしまった若い男の子と、
母親に無理やり別れさせられ、何年もたって婚約者の弟として再会して、
揺れる女を描いた作品。

話としては先が見えるとはいっても、なかなかその揺れ具合がいい感じ。
年下の男の子だったのが、仕事をこなしていくうちにぐっと大人の色気を
醸し出し始めたりなんかして。

いくら婚約者(旦那)がいい人(禁句?)でも、優しくても、
エリートでも、揺れますでしょう。
・・・・ちょっと旦那がかわいそうですけどね。

理性が勝つか、本能が勝つか。
なかなか読みごたえのある、王道恋愛ロマンです。

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[投稿:2011-06-28 23:04:55] [修正:2011-06-28 23:04:55] [このレビューのURL]

6点 天の鷹

幕末の戦いに敗れた会津藩士が二人、アメリカにわたり、
アメリカ人とインディアンの戦争に今度は命をかけていく話。

着眼点は面白いなとは思いましたが、やはりそれほど思い入れることのできない土地、そして戦い。
約束を反故にし、どんどん土着の民族の土地を奪っていった、
当時の白人たちの嫌らしさが前面に出ていて、嫌な気分が残ること
この上なし。

日本人、会津人魂はすごい!とは思いましたが、あまり読後感はすっきりしはしなかった作品かな。

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[投稿:2011-06-27 21:00:55] [修正:2011-06-27 21:00:55] [このレビューのURL]

実はまだ「蟲師」を読んでいないのに、先にこっちを読んでしまいました。
ちょっととっつきにくいかなと思って保留していましたが、こちらに
収録されている「虫師」二編を読んで、本編も読んでみようと
いう気になりました。

何となく引き込まれそうで、最後まではぐっと掴まれない話が
多い中で、最初の「岬でバスを降りた人」はなかなか良かったと
思います。

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[投稿:2011-06-23 14:12:22] [修正:2011-06-23 14:12:22] [このレビューのURL]

恋愛ど真ん中。

「昔のドキドキ」を思い出したい人。
今、ドキドキ片思いしている人。
頭ん中が彼の事ばかりの人。

オムニバスで少しずつ登場人物が重なっているので
だんだん親しみを覚えながら、
自分の気持ちを重ねて、切ない思いできゅんきゅんしてください。

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[投稿:2011-06-23 14:07:21] [修正:2011-06-23 14:07:21] [このレビューのURL]

7点 手紙

「手紙」、あんなやりとりができたら楽しいだろうなあ、確かに
文通を続けてしまいたくなる!

おばさんが自分の親だったら・・・と言った時の、おばさんのセリフ。
何気なく、とっても軽やかに行っている言っているけど、
親なら誰でもそんな事を言われたら悲しいということを
うまく伝えてましたね。

なかなか別れる決断ができなかった「ソラミミハミング」。
切ない決断だったけど、振り絞った勇気、何より相手を
好きになってよかったと思えた気持ち。
もうこの子の気持ちは大丈夫!と、ほっとするエンディング。

「河を渡る、きみと歩く」。
話自体はありがちだけど、そこをうまく「ぽんたろう」が
橋渡ししている。
きゅんと来る話も、時折笑いも交えて、まさに谷川ワールド。
暖かい気持ちになります。

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[投稿:2011-06-23 09:58:47] [修正:2011-06-23 09:58:47] [このレビューのURL]

昔沢山遊んでもらった従妹を、ずっと慕う勇魚(いさな)。
一方の従妹・鶴ちゃんは、妹の存在と言い切る。

王道だー!

まあ、アパートに年頃の男の子ばかり残すという
お茶目なことをしちゃう親はシチュエーション的に
あり得ないですが・・・それはそれとして。

亀くん。いいヤツすぎでしょ。
鶴ちゃん。ニブすぎ。

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[投稿:2011-06-22 14:38:06] [修正:2011-06-22 14:38:06] [このレビューのURL]

懐かしい。懐かしさが恥ずかしい。
思い切り入り込んで読んでた頃の自分が恥ずかしい。
恥ずかしすぎるから6点。当時だったら8点位つけたかな?

なんだってあの二、三頭身のキャラ達にあんなに
入り込んでいたのか・・・
いや、やっぱりそういう時代って必要だなとも思ったり。

クラスの男女別メンバー一覧表とかクラス中の相関図とか
あったように思いますが、幾らなんでもこんな恋愛ばっか
してないだろ?!すごすぎる・・・

それにしてもこの漫画をあんなに読んでも、
星座の話はどうも苦手だったのが我ながら不思議。

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[投稿:2011-06-22 14:27:42] [修正:2011-06-22 14:27:42] [このレビューのURL]