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6.5点(レビュー数:2人)

作者谷川史子

巻数1巻 (完結)

連載誌Cookie:2009年~ / 集英社

更新時刻 2009-11-25 00:45:57

あらすじ 1人暮らしを始めた素子のもとにある日一通の手紙が届いた。酔った勢いで開けてしまったがよく読むと以前の住人宛のもの。出来心でつい返信をしたけれど後のやり取りが楽しくなって・・・。ほんわりとした日常の中にせつなさが行き来する珠玉の作品集。

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手紙のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

7点 blackbirdさん

「手紙」、あんなやりとりができたら楽しいだろうなあ、確かに
文通を続けてしまいたくなる!

おばさんが自分の親だったら・・・と言った時の、おばさんのセリフ。
何気なく、とっても軽やかに行っている言っているけど、
親なら誰でもそんな事を言われたら悲しいということを
うまく伝えてましたね。

なかなか別れる決断ができなかった「ソラミミハミング」。
切ない決断だったけど、振り絞った勇気、何より相手を
好きになってよかったと思えた気持ち。
もうこの子の気持ちは大丈夫!と、ほっとするエンディング。

「河を渡る、きみと歩く」。
話自体はありがちだけど、そこをうまく「ぽんたろう」が
橋渡ししている。
きゅんと来る話も、時折笑いも交えて、まさに谷川ワールド。
暖かい気持ちになります。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-23 09:58:47] [修正:2011-06-23 09:58:47] [このレビューのURL]

6点 鹿太郎さん

表題作「手紙」が良かった。
先が読めない話では無いのだけれど、演出の妙で興味深く最後まで読んでいけるし読後にものすごい幸福感に包まれる。
ちょっとした好奇心と偶然からストーリーが転がり、ラストは「親」をテーマに綺麗に仕上がっている。

その他にも別れるべくして別れた話「ソラミミハミング」と別れそうで別れなかった話「河を渡る、君と歩く」を収録。
「ソラミミハミング」は凝った構成、「河を渡る、君と歩く」はファンタジー仕立てとこれまでとは多少違った谷川作品集です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-30 19:34:40] [修正:2009-02-11 13:58:05] [このレビューのURL]


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