「blackbird」さんのページ
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胸キュンものから硬派なものまで。
少女・少年マンガから青年マンガまで。
大事なことはたくさん漫画から学びました。

9点 壬生義士伝
幕末漫画は数あれど、中でもこの吉村という一人に焦点を絞っての
描き方は初めてで新鮮。
新選組がどういう集まりだったのか、
「尊王攘夷」がどんなものだったのか、
当時の下級武士達の、将来の希望のなさとやるせなさ。
武士なのか、武士とは言えないのか、自分がよくわからないまま
幼馴染に腹切りを迫られる割り切れない思い。
それがながやす氏の緻密な画力で、ものすごい迫力で伝わってくる。
巧い、巧すぎる。
第二部からは息子や妻の話も加わり、さらに涙無くしては
読めなくなりますね。
原作がしっかりしているので、終わり方も期待しています。
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[投稿:2011-09-18 18:34:49] [修正:2011-09-18 18:34:49] [このレビューのURL]
3点 むすめふさほせ
現在競技かるたを広めたのは「ちはやふる」だが、それより前にかるたを扱った漫画あったのですね。
まあ、絵柄がかるたと全然合っていないし、無理やり恋愛を突っ込んだからどっちつかず。ストーリーもごく普通で先が読めちゃっても楽しめるほど、入り込めませんでしたね。
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[投稿:2011-04-27 13:28:43] [修正:2011-09-18 18:21:14] [このレビューのURL]
6点 金魚屋古書店
「ああ、そういえばこんな漫画あった」「結構好きだったな」と楽しめるけど、何度も読み返すほどではない・・・かな。
70、80年代の漫画を扱っていることが多いので、この年代を楽しんだ人は楽しめるかもしれないが、後はもっと新しい世代が、「こんなのあるんだ」とこれで発見していくものなのかどうか。
しかし後半になると扱われる漫画がかなり自分の好みと合わなくなってきた上に、人物の描き分けがつかなくなり、何が何やら・・・正直もういいかなって感じです。
でも、こんななんでも揃う古本屋さんがあったら、助かるだろうなあ・・・
夢のようです。
ぜひ近所にほしいです。
そしてあの倉庫で一日過ごしてみたい。
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[投稿:2011-06-12 12:39:11] [修正:2011-09-18 18:18:30] [このレビューのURL]
6点 スキエンティア
現代よりちょっと進んだ近未来。
科学によってもたらされる恩恵を、使うか、使わないか。
たとえば、自殺願望の女と、最後にもう一度若い体に戻って思い切り働きたいという女の入れ替え。
ロボットに最後を看取られていく男。
命と引き換えに才能を得る男と、それを断った男・・・など。
人は何に幸せを感じるのか、人を羨ましく思うのか、
生きる価値とは何なのか。
色々な事を考えられる一冊です。
最初に読んだときはそれほどでも・・・と思ったけど、
二回目に読んだら、作者の温かい目線が感じられ、
とても救われた気分になりました。
それほど絵が上手い!という訳ではないけど、読み応えのある、
誠実な作りです。
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[投稿:2011-06-23 13:23:53] [修正:2011-09-18 18:15:45] [このレビューのURL]
5点 ボレロ
素晴らしいコーチに出会って、自分がスケートで表現したかった世界を
描けるようになった、環の成長ストーリー。
いろいろな世界で、道を究める時に愛情までも重ねてしまう女性が多いのだろうけど、環もたがわずコーチに魅かれていく。
初めて、本当に愛される(不倫なんで本当なんだかは何とも言えない)事を知り、人に優しく接し、愛情をかけることを知っていく。
虚勢を張っていた自分が本当は小さい存在で、だからこそ愛しいという、自分発見は、この作者の作品に何度も何度も描かれた主張。
正直、またこの流れか・・・と思ってしまうが、これが槇村ワールドですかね。
女性の成長とともに、スケートや、表現の魅力も楽しませてくれます。
絵はまだそれほど崩れてはおらず、ぎりぎり綺麗な絵を楽しめます。
最近の作品も、せめてこの位で描いて欲しいです。
他短編が一つありますが、ちょっとバブルっぽいな。
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[投稿:2011-06-15 13:34:19] [修正:2011-09-18 18:14:32] [このレビューのURL]