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5.34点(レビュー数:46人)

作者小林尽

巻数22巻 (完結)

連載誌週刊少年マガジン:2002年~ / 講談社

更新時刻 2010-11-11 00:00:43

あらすじ 同級生、烏丸に片思いするごく普通の女子高校生・天満、その天満に片思いする不良高校生・播磨、この二人の主人公が恋に悪戦苦闘する様を中心として、多くのキャラクターが絡みあう高校生活を描いたラブコメディ。

備考 作品タイトルは、「School Life」と「Royal Rumble」を組み合わせた上で「Scramble」の響きに掛けて付けられている。ロイヤルランブルとはWWEにおける時間差バトルロイヤルのことで、キャラクターが後からどんどん参加してくる形式の学園ラブコメだから、というのが由来(プロレス好きの担当編集者の提案から出てきたものらしい)。
2004年TVアニメ化(第一期)。翌2005年のOVA化を経て2006年放送時間を深夜帯に移して再度TVアニメ化された。
また2008年第三期アニメ化された。
なお、2005年には舞台化もされており本作のメインキャラである塚本・播磨はアニメ時の実際の声優が主演を勤めた。
連載終了後に、マガジンSPECIALの方で番外編「School Rumbule Z」の連載が開始した。

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School Rumbleのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全46 件

1点 即身仏さん

評価したくない生殺し漫画。
アテ馬ってね、そのお仕事ばかりしていると気力とか無くなってしまうんですよね。途中までは面白く見てたんですよ。でもね、ちっとも進展しない。最後の方で動いたかと思ったら結局元の状態に。あれじゃあ沢近が不憫でならない。・・・そんなアテ馬の気持ちをこの漫画で疑似体験・・・。

天満みたいな、作者の都合の為に流れをコントロールしているキャラクターは大嫌いなんですよ。アニメでいうとゼーガペインとかグレンラガンみたいに話をガンガン進めていく。この漫画にはそういったものが有る様で無い。だから水が澱んでいくが如くお話もダレちゃんですよね。所々面白い話も散見されてたので尚更勿体無い。

読んでて正直思った。
読者を馬鹿にするものいい加減にしてくれ、と。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-09-23 02:31:37] [修正:2010-09-24 20:19:45] [このレビューのURL]

6点 景清さん

2度もテレビアニメ化されるなどかなりヒットした学園ラブコメ漫画だが、完成度的にはお世辞にも洗練されているとは言いがたい。作画のクオリティは安定せずギャグは滑ることが多く、重要な話とそうでない話に温度差がありすぎ、物語に大量のフラグをばらまく一方で未回収に終わることもままあり、最終回に至っても人間関係の大半は未整理なままで、おまけにその最終回もマガジン本誌と増刊号とで2種類あるとう始末であった。

作者の小林尽は本作がメジャーデビュー作だったが、同誌の赤松健(ネギま)や久米田康二(絶望先生)らの先輩陣と比べるとどうしてもこなれていない感が漂っており、足かけ6年にわたる長期連載の中でいろいろボロがでてきた部分も多かった。キャラクター人気に頼った駄作とう評価も、あながち間違いではないとは思う。しかし。

それでも自分は本作を推したいのだ。上述のように未成熟な部分も多かったけれど、作画とギャグとドラマ、それらに時折かいま見られたポテンシャルの高さに、普段はどーでもいい日常を送りつつも時々ハッとさせられるような体験もしてきた自分たちの学生時代の記憶を呼び覚ます何かが感じられたからである。
そもそも絵に描いたようにスマートで非の打ち所のないような青春時代を送った奴などそうはいない。たいていの場合、青春とは愚かでこっぱずかしく、それゆえに愛すべき物である。この作品の持つ未成熟さは、換言すればかつては誰もが持ち、そして子供たちがいずれ経験するであろう”青春時代”のあのままならなさ、こっぱずかしさ、それらを包括したある種の美しさや楽しさの追体験だったのではないか。

男女様々な人物が入り乱れ、勘違いや衝突、惚れた腫れたの騒動を繰り返す物語構造は一見古典的だが、そのキャラ配置は主人公を太陽系の中心に据えたようないわゆるハーレム型ではなく、複数のメインキャラが互いに一方通行の分子運動的乱反射を繰り広げるというかなり複雑な物語構造となっており、それら登場人物達もそれぞれ個性的なキャラを持つ一方で安易な属性化には収まりきらない適度なキナ臭さも持っており、そういう部分から湧き出る叙情性が本作の大きな魅力だった。バカバカしい話が多い一方でそういうビルドゥンクロマンス的魅力もたたえていたのである。

特に自分が本作で気に入っていたのは、登場人物の多くが所属する2ーCのクラスが、それこそ連載開始当初は誰も見知った者がいないような状態で始まった(当然だが)のが、連載を経て以前は背景の一モブキャラに過ぎなかったような奴らに次第に人格的肉付けが成されていき、最終的に男女問わずみんな愛すべき見知った友人達のようになっていった点である。それこそクラス替えで初顔あわせた生徒達が一年後にはクラスメイト同士の連帯感で結ばれるかのようなこの作劇には、作者の優れた才能をかいま見ることができたし、こういう部分こそ近年の他のラブコメ作品にはあまり見られなかった本作の大きな魅力がったのだ。
塚本姉妹や播磨や沢近といったメインキャラだけでなく、こういうクラスの雰囲気そのものを好きになれるかどうかが本作を気に入るかどうかの分岐点ともなるだろう。

何度も言うように洗練された作品ではないけれど、それでも学園ラブコメ漫画というジャンルにおいて特異な地位を占める作品となっかことは間違いない。そんな本作を自分は密かに「ラブコメ大菩薩峠」とあだ名して呼んでいる。
ああ、ただ、作中不自然なほど触れられなかった、主人公の塚本姉妹の家庭事情(広い家に高校生の姉妹二人だけで住んでいる)をもうちょっと詳しく描いてくれれば、というのが最後の心残りである。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-01-27 00:03:01] [修正:2010-01-27 00:19:52] [このレビューのURL]

4点 desperado5さん

[ネタバレあり]

連載当初のコンセプトと中盤以降の内容が
まったく異なるのが残念でならない作品です。

天満はほんとに主人公なの?
烏丸はどうした?
播磨と沢近目立ちすぎ!引き延ばしすぎ!
完結してからは読んでませんが、
後半はやたら播磨と沢近の無限ループ
だった印象です。 残念です。

個人的な話ですが、一条さんが好きでした・・・。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-05-29 14:28:11] [修正:2009-05-29 14:28:11] [このレビューのURL]

6点 creさん

面白いんだか面白くないんだかよく分からない。

全体的にギャグもストーリーもほのぼのした感じで好感は持てる。だが、笑えるかと言われればそれほどでもないし、共感できるかと言われてもそうでもないし。何だかよく分からん。だけど、どちらかというと好き。と言うより、嫌いではない。

ただ、人物の書き分けが微妙すぎて、可愛い(美人)という設定の女の子と普通という設定の女の子の可愛さの違いが全く分からない。作中のキャラの位置を知らないと全員可愛いとも言えるし、全員普通とも言える。ギャグ漫画(?)なんだからハッキリ書き分ければいいのに。

暇つぶしには絶好な漫画かもしれない。
先を読みたいとも思わないし、それほど退屈もしないし。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-24 10:59:00] [修正:2007-07-24 10:59:00] [このレビューのURL]

4点 ニシカズさん

最初と比べるとキャラが増えストーリーも多彩になり迷走がちで天満が烏丸に告白するというのはいつになるんだ?

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-06-20 22:10:17] [修正:2007-06-20 22:10:17] [このレビューのURL]

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