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5点(レビュー数:1人)

作者おおのひろゆき

原作押井守

巻数1巻 (完結)

連載誌コンバットコミック:1992年~ / 角川書店

更新時刻 2009-11-25 06:27:50

あらすじ 世界でもっともそんな事が起こる筈が無いと考えられていた国、日本でクーデターが発生した。叛乱軍は東京、横浜、船橋、大宮、千葉、横須賀付近を制圧するが、政府軍との戦闘は1週間程度で双方とも弾薬を消耗し尽くしたためにほぼ終わった。そして日本のど真ん中に分断国家が形成されたのである。
そんな中、静岡の高校に通う丸輪零は『革命政府』のオルグの誘いを受け、今までの生活を捨て義勇兵として『解放区』へと向かう。戦車兵に憧れる零は独立第3戦闘工作連隊第58戦車回収小隊へと配属された。
だが、そこに待っていたのは正体不明の3人の男と形式不明の装甲回収車が1両のみであった。更にこの3人はバタ屋の上にヤミ屋であり、様々な品物を『回収』してはブラックマーケットに横流しし、希少な食料品の暴飲暴食に明け暮れていたのである。こうして零の『革命の戦士』としての生活が始まった。

だがそんな生活も続かず、警務隊に捕らえられる羽目となった零達。そしてその前に現れた謎の女は、解放区の外から「ある物」を回収してくるという秘密任務を言い渡した。

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西部新宿戦線異常なしのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

5点 団背広さん

日本で起こった革命戦争、聞こえはいいがその中身は貧乏臭くて地味なもの。その中で少年が必死に空回りしたり成長したりする物語。

軽い軍事コメディーのように始まって、途中でミリタリーアクション化し、最後には犬の「リトリーブ」の話に収束するという構成は見事。
だがまぁ、良くも悪くも普通な感じ。一歩抜き出たキャラクターがいるわけでもなし、派手なアクションシーンがあるわけでもなし。全体的にヌルめな印象を受ける。そこがまた独特の味を出してますけどね。
戦車とかの細かいディテールには相当凝っているようで、これはミリタリーマニアにはたまらんかも。俺はあまり詳しくないのでよくわからなかったが…

この漫画は押井守のプライベートな作品という意味合いが強いように思う。主人公の「丸輪零」って、押井守が昔使ってたペンネームらしいしね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-18 04:08:45] [修正:2005-05-18 04:08:45] [このレビューのURL]


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