天然コケッコーのレビュー
9点 blackbirdさん
「ド」田舎に都会の男の子が引っ越してきた。
受け入れ側の田舎の子達の反応がいちいち面白い。
都会っぽさに憧れを持ちながらも、何となく見下されたような、自分たちの田舎を否定されたようなそよちゃんの複雑な気持ち。
さすがくらもちふさこですねぇ。
初恋云々もだけど、思春期の頃の親の鬱陶しさとか、面倒臭い友達関係とか、新しい生活環境へ踏み出す勇気とか、すごく上手に丁寧に描かれています。
絵がかなり変わってきた頃の作品なんで、特に後半では微妙ではあるんですが、作品力としてはすごくひきつけられます。
そよちゃんのお母さんの胆のすわり方がすごい!と思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-07 16:51:16] [修正:2011-04-07 16:51:16] [このレビューのURL]
7点 kikiさん
はじめてくらもちさんの漫画を読んだのですが、最初は
「のどかな村での初恋話かね?」となんとなく読み始めたら・・・
2巻目からもう熱中して読んでしまいました。
よく評されるように実験的な表現も面白いとは思いましたが、
ほんとリアル感がありすぎてビックリしました。
そうそう中学生の時って恋愛一色じゃない。
父親をうとましく思う気持ち、友人の性格や行動や自分との
関係が気になってたまらなくなったりしたした!
中学生だった自分までパーーっと思い出されてしまい、感動
しました。
それにしてもそよちゃんの恋愛に対してのドーンとした構え方は
お母さんそっくりですね。二人とも相手のあの行動を知っている
のにジタバタしたいのには(そよちゃんは多少問い詰めたけど
結局は「ま、自分が今一番そばにいるのだし」としてたし)
親子だなぁと。
大沢くんは結局浮気してるのかしてないのかハッキリとは
明言されなかったのもよかったです。
物事って分からないことが多いままなのも多々ありますものね。
ラストは急に終わっちゃった感はしないでもなかったけど、
都会の転校生だった彼がハッキリ田舎を選んだってことは大きい
ですよね。(高校生なんだし普通あの状況なら帰ってこないし)
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-03-20 23:29:41] [修正:2011-03-20 23:29:41] [このレビューのURL]
6点 キラーマシンさん
さらっとほわっとなオトナな少女マンガ。感情を突き動かされるようなシーンはないが、こりゃないわーなシーンもない。良くも悪くも安定マンガ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-02-09 18:19:13] [修正:2012-02-09 18:19:13] [このレビューのURL]
3点 レントロンさん
評価が良かったので読んでみました。
んー。言うほどだった・・・。
「当時面白かったんだぜ」オーラは出てるけど今読んでもさほど・・・
時間つぶし程度にはなるマンガです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-02-09 17:36:26] [修正:2012-02-09 17:38:11] [このレビューのURL]
9点 cheBさん
くらもち世界の魅力をぎゅっと詰め込んだような作品。
瑞々しい自然の風景と、美男美女だけど完璧人間ではなくて、
とっても人間臭い「大沢君とそよちゃん」
そしてその家族や友達の、なんでもないけど面白い、田舎のストーリー。
よくキャラ立ちっていう言葉を簡単に使いますけど「これが本当のキャラだちやー!」と言いたくなるくらいこの作品のキャラそれぞれの個性
は見事!
お父さん&ミツコやしげちゃん、そしてそよちゃんのお母さんや
大沢君のおじいさんまで、
本当に面白くて生き生きとしたキャラになっているのです。
考え抜かれた舞台背景とキャラ作りがあるからこそ、なんでもないような
日常風景がとても面白くて身近に感じられる。
ロマンチックだけど、どこかボケててぬけてるそよちゃん&大沢君
のラブストーリーは二人の成長譚にもなっています。
どの巻も全部面白い。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-24 19:52:02] [修正:2011-11-24 19:53:20] [このレビューのURL]
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