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7点(レビュー数:6人)

作者二宮ひかる

巻数5巻 (完結)

連載誌ヤングアニマル:1999年~ / 白泉社

更新時刻 2009-11-25 06:28:12

あらすじ オトコ・夏川実、26歳。ふたりの女―遙子と一花。ある日突然、三角関係に突入してしまった三人のもつれる恋の行方は…!?

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ハネムーンサラダのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全6 件

5点 asd5さん

あまりに素直じゃなくじれったいですが、まあ面白いです。
この作者さんの他の漫画も読んでみたいと思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-14 20:07:05] [修正:2013-01-14 20:07:05] [このレビューのURL]

8点 yokatopiaさん

設定はマンガっぽいですが、奥の深いセリフが何点かあったので高得点を付けました。
(過去に終わった彼女が会いに来るとか、恋人が階段の上から落ちてくるとか。)

【1つ目】
遥子「本当のことなんて一つじゃないのにね」
義務教育で答えの分かっていることばかり勉強していると、自然と何でも答えは1つしかないと思いこんじゃうんだよね。義務教育が終わるころから答えは1つじゃないということがだんだん分かってきます。
似たような勘違いに「自分を中心に世界がまわっている」という勘違いがあります。こちらはもう少し早く勘違いに気付くはずです。(気付かないで大人になってしまう人もいますが…)

【2つ目】
社長「目の前の手に入るものを、ありもしないもののためにあきらめるのはバカだよ」
こと、恋愛に関しては30前の男女ともに陥ってしまう妄想を言葉で的確にとらえてます。現実にはいないお姫様や王子様のために、身近な素敵な人をみなおがしていませんか?
(↑誰にしゃべっているのでしょうか??)

【3つ目】
遥子「理由なんてたくさんありすぎて、無いようなものよ。」
例えば、「わたしのどこが好き?」とか聞かれて理由を1つ答えてお互い納得できる答えになりますか?普通ならないですよね。一緒に過ごしてきた理由の一つ一つが相手を気に入った理由なんです。きっと。

【4つ目】
一花「私に全てささげてくれないのなら、私を全て受け止めて欲しい。(中略)私って贅沢なのかな?」
かなりの贅沢です。駆け引きとかやなんでしょうねぇ。
セリフの前半をいいかえると「自分に全てを捧げてくれる人」ということになります。ただし一花の性格から、そのような相手を裏切ることはないのでその条件を許すことができます。(ジャニーズや韓流にハマる専業主婦希望の娘に言われたら、即時に嫁さん候補から外れます)
セリフの後半をいいかえると「自分とずっと一緒にいてくれる人」ということになります。どちらも日本では、ほぼ同じ意味になりますが、後半のセリフはたとえば、キャパの広い石油王の2号さんでもOKということです。(プレイボーイの2号さんはNGというとこがミソですね。)

サッと読むと、ただのエッチなマンガに見えてしまいますが、きちんと読むと得るものがあるマンガだと思いました。ここ最近はやりのさえない男1人になぜか可愛い子がいっぱいからんでくる、中身のないハーレム系マンガとは違うので8点付けます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-12-18 22:56:20] [修正:2011-12-18 22:56:20] [このレビューのURL]

7点 kikiさん

これはかなり面白いハーレムというか三角関係ですよね。
3人が精神的に運命共同体みたいになってて、関係のバランスが
絶妙でよかったです。
女二人でお互い思いあってでも同じ人が好きで。でもその好きの
スタンスが二人とも見事に違って・・・上手い!

それにしても一花は複雑すぎる。言わんとしてることはなんとなく
分かるけど、女からみても共感はできないです。
確かに度量が大きいか無神経じゃないと無理ですね。
ほんと面倒くせー女だ。

ラストいったいどういう関係になっちゃんだろと思ってたら・・・
予想外すぎて、それでいてなんか爽やかで面白かった!


そうそうHシーン多いのでおおっぴらに女性向きではないですよね。
でも作者女性だから描写は不快感なく大丈夫ですが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-11 16:38:16] [修正:2011-06-16 14:17:17] [このレビューのURL]

7点 とろっちさん

頑固で不器用な男が、それぞれ全く性格の違う斉藤さん(女)2人と同居することになり、というお話。

この作者の描く女性像は、本当に男性にとって理解し難い存在かもしれないです。
とは言え、自分としては主人公の男性にもなかなか感情移入することができず、
何だか悶々としたまま、それでいて息つく暇もなく全5巻を読み切ってしまいました。

他の方のレビューにもあるとおり、痛く、怖いです。
それは、人として生きていく上で少しずつ積み重ねてきた罪悪感や後ろめたさに光を当てた描き方を
しているからとも言えるわけで、そういうもののタガがある意味外れた最終巻での3人の
怒涛の開き直りっぷりが個人的に好きです。

おまけ漫画でのマルチエンディングが良い味出してます。

連載時に読んでたときはそうでもなかったのですが、久々に読み直してみたらかなり面白かったです。
対象年齢若干高めかもしれません。
あと、これは確かに番外編「ベイビーリーフ」を先に読んだ方がいいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-13 01:10:03] [修正:2011-01-13 01:11:08] [このレビューのURL]

7点 ごまあぶらさん

[ネタバレあり]

これはまたうれしはずかしハーレム。
しかも実際あんまりうれしくないだろうなあ、これを体験できたら。
イッキ読みしたのですが、これは確かに一気に読むのが一番正しいと思います。
なにかが常にめぐるましく変化していきます。
主人公の心理だったり、一花の精神状態だったり。
冬目景のイエスタデイをうたってに近いような気がしました。
ただ、こちらの方はいろいろと痛いところが多くて、怖いです。
社長さんが言ってた様に一花は本当に怖い人種だと思いました。
半分計算で半分天然で、我が道を行っているだけで他人に迷惑がかかるという。
本人に自覚がないのも問題ですし、実のイラつきがとてもよくわかりました。
そういう人物の設定がうまく出来ていて、なおかつだれないまま終わらせたのはすごくよかったです。
一個だけ気になったのは、最後前の遥子とのシーンに違和感あり。
今の三人の関係を容認してるからこそ成り立っていたような気がして、彼女の性格ならば簡単に実に身を投げないと思ったのです。
まあ、望まれれば簡単に体は投げれそうですが、心がそうなるとは思わなかったのです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-02-15 05:05:24] [修正:2006-02-15 05:05:24] [このレビューのURL]

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