ホーム > 青年漫画 > 月刊サンデーGENE-X > 誰かがカッコゥと啼く

5.66点(レビュー数:3人)

作者イダタツヒコ

巻数3巻 (完結)

連載誌月刊サンデーGENE-X:2007年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 00:46:19

あらすじ  自らを「魔王」と称する子供たちに「喰われ続ける」運命を担った小学校教師・作馬。現実と異世界、そしてその両方の破滅を目論む者たちのバトルを描いた、戦慄のアルティメット・デッドエンド・ホラー!!

 ある日、教え子の結花里たちとともに、不登校の生徒の家を訪れた小学校教師・作馬。だが、そこで結花里と不登校の生徒ら5人に襲われ、気が付くと学校の保健室のベッドの上にいた。さらに、そこでも仮面をかぶった子供から襲撃を受け、命からがら学校の外まで逃げていくが、そのとき作馬の体に異変が起きて…!?

シェア
Check

誰かがカッコゥと啼くのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

正直作者のほかの作品はどうも読む気にならないんですが、コレはこのカルトっぽい感じがストライクでした

恐怖の対象が単純に化物とかじゃなくて人、子供、己の中の負の感情であるのはある意味リアルだな、と思いました

カタルシスへと向かう流れは駆け足気味ながらも、だらだらと謎の解明に時間をかけるよりも展開がよく、こういうのでよくある読者置いてけぼりはあまり感じませんでした

作品に狂気があるというより、作者の演出とかに狂気がにじみ出てます

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-13 02:41:48] [修正:2010-02-11 05:17:43] [このレビューのURL]

5点 そうすけさん

そういえば昔立ち読みしてた雑誌でえらく怖そうだったなあ。

連載中はろくに読んでなかったけど、改めて読了。
割とこの手のものにしては普通というか、まあ絵面は怖いんだけど、
しかしもっと読者に呪いをかけるようなきょうれっつな気違いを期待していたので、少々肩透かし。
当時読んでなかったものを読むってことで期待値があがり過ぎてたのかも。

話がわかったようでよくわからんホラーセカイ系としては上々、巻数も手頃。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-02-12 00:11:07] [修正:2015-02-12 00:11:07] [このレビューのURL]

6点 ジブリ好き!さん

狂気と厨二な感じが見事に融和した世界観。
次から次へと抜群のスピード感で展開していくストーリーは非常によくできていて面白いです。

作者はホラーを得意とする漫画家ですが、ホラーだけではなくSF要素やセカイ系要素が強い作品。前作「美女で野獣」が全くホラー要素がなかった分意気込み過ぎたのか、ホラーというよりグロいです。摩訶不思議生物さんのおっしゃる通り、演出が狂気染みてる。

ストーリーはセカイ系に近いけれど、他のセカイ系より説明付けがわかりやすくはっきりしているのが特徴的。それ故の物足りなさもありますが、テンポが良いので飽きずに読めます。
ただ、(連載用の?)前回のあらすじがちょっとくどい。

そして何といっても、表紙のインパクトが好きですね。(「ぼくらの」(販促用イラスト)や萩尾望都の「11人いる!」とかを思い出す)

大人が感じる子供の怖さ、強さ、無邪気さ…
無垢ゆえに支配力の強い子供たち。自分が子どもだったころも、確かにグループやリーダー格がいて、力でまとめてましたね。それが魔王なんでしょう。(子供の世界はうまく描かれているのに対し、大人の世界の描写がないのが残念)


(2011年4月、追記)
最近セカイ系に類する作品が多く出回り、主人公が神(あるいはそれと同等の存在)となる結末のものも増えましたが、そういった作品が好きな方はこの作品も読んでみてはいかがでしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-20 02:26:57] [修正:2011-04-29 03:38:39] [このレビューのURL]


誰かがカッコゥと啼くと同じ作者の漫画

イダタツヒコの情報をもっと見る

同年代の漫画

月刊サンデーGENE-Xの情報をもっと見る