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8点(レビュー数:1人)

作者碧也ぴんく

原作加納朋子

巻数2巻 (完結)

連載誌ミステリービィストリート:2002年~ / 幻冬舎

更新時刻 2009-11-30 16:17:34

あらすじ 事故で夫を失ったサヤは、まだ首も据わらない赤ん坊のユウスケとささらの街へ移住する。そこで起こる数々の不思議な事件。しかし、その度に亡き夫が他人の姿を借りて助けに来る。そんなサヤに、義姉がユウスケを養子にしたいと圧力をかけてくる。
幽霊となった夫とサヤが永遠の別れを迎えるまでの愛しく切ない日々を描いた、連作ミステリー。

備考 原作はミステリー作家・加納朋子の短編ミステリー小説。
同原作者の別の作品と組み合わせた形式で、「てるてるあした」としてテレビドラマ化された。

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ささら さやのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

8点 とろっちさん

原作小説やドラマは見ていません。漫画のみのレビューで。

日常生活の中で起こるちょっとした不思議な事件を、幽霊である夫の力を借りて
解決していく短編連作。
とても柔らかくて優しいファンタジーです。ミステリーとしては物足りないかも。

世間知らずでぼんやりしててお人好しで泣き虫で、原作者にも見放されそうな新米お母さんのサヤ。
最初の頃のダメっぷりは甚だしいです。夫が安心して成仏できないのも納得。
漫画の登場人物を本気で心配するなんてこと、めったにありません。
しかし、魅力的なご近所仲間たちに暖かく見守られて、泣きながら、迷いながら、
でも少しずつ成長していく様が丁寧に描かれています。
ほほえましくて、心暖かくて、切なくて。
最終話での涙には、こっちももらい泣きです。

読んだ後に思います。やっぱり、母は強し。素直に感謝。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-03 22:14:46] [修正:2009-12-03 22:14:46] [このレビューのURL]


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