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5.5点(レビュー数:2人)

作者田村由美

巻数2巻 (完結)

連載誌ベツコミ:2000年~ / 小学館

更新時刻 2010-03-29 15:00:38

あらすじ 20XX年、東K(トウキョウ)市が直下型地震に見舞われた。壊滅的な被害を受けた「湾岸D地区」へ救助に向かった自衛軍レスキュー班第四部隊。隊員のレイと魚住は、そこで明らかに地震で死んだのではない遺体を見つける。そして、そこで流れていたのは、ドヴォルザークの『新世界より』第4章。 突如何者からか爆撃を受け、第四部隊は全滅と伝えられる。

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シカゴのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

6点 さん

『7SEEDSの前身かもしれない』

評価:何度も読み返して、その後の物語を妄想してしまう作品。

よくまとまっていますし、脇役も含めなキャラクターたちが生き生きと描かれた作品でした。
ただまとまってはいますが、『プロローグ』のような作品です。
ここからまた新たな物語があるのだろうと、わくわくするような末恐ろしいような……。


ふと思うことは、もしかしてこの後に『7SEEDS』が続くのではないかな。
ということです。
もちろんただの妄想なのですが、
気が付くとそんな風にその後を考えてしまう作品でした。
そして何度も読み返す。


※田村由美の作品は『BASARA』→『シカゴ』→『巴がゆく!』→『7SEEDS』→『猫mix幻奇譚とらじ』の順番で手に取りました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-13 22:28:46] [修正:2014-10-13 22:28:46] [このレビューのURL]

5点 ジブリ好き!さん

田村先生の短編はこれが初めてですが、短編を読んだはずなのに、この作者は長編が天職だなぁと感じました。そんな終わり方なのです。

少年誌並みのアクション(というよりB級映画のアクションかな?)に田村先生お得意のミステリー要素&少女漫画の18番、丁寧な恋愛心理が少しずつ含まれた作品。
序盤の惹き付けが非常に上手で、謎が謎を呼び、結末にものすごく期待を抱かせてくれます。ただあまり抱きすぎると、あっさりしたラストに拍子抜けしてしまうかも。伏線回収はしてますが、全貌が明かされるわけではないので、少し物足りなさを感じるかもしれません。

また、この作者は日本橋ヨヲコ先生のように、同じとまでは言わないまでも似た造形のキャラを自分の他作品に登場させるようです。そこが苦手な人は注意。(性格と名前は全く違いますが)

全2巻の短編としてしっかりまとまってますが、自分的には期待した分種明かしにがっかり。もっとどんでん返しを期待してしまったので…
ただ、田村先生が、さまざまなタイプのキャラを描きこなせて、様々なジャンルの物語を生み出せるのだと知ることができ、先生への期待がつのるばかりです!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-31 00:52:07] [修正:2010-05-08 15:04:17] [このレビューのURL]


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