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4.5点(レビュー数:2人)

作者コージィ城倉

巻数4巻 (完結)

連載誌週刊漫画ゴラク:2010年~ / 日本文芸社

更新時刻 2010-08-04 22:29:51

あらすじ ダム建設を巡って建設推進派と反対派との争いが過熱する、とある田舎町の町長選挙。そんな選挙戦の最中、ダム建設反対派として立候補した大小 中(だいしょう あたる)が“限りなく事故に近い傷害致死”で死んだ! この非常事態に反対派の関係者が取った驚愕の行動とは……!? 陰謀に巻き込まれた未亡人・桃肢(ももえ)の壮絶なる戦いが始まる!!
 

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ももえのひっぷのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

この漫画は推理小説です。推理というかサスペンスです。
読み終わった感想は「ふーん、こんなもんか」。
キオスクで「○○氏絶賛!息のつまるサスペンスドラマ!」ってな感じの帯がついた娯楽小説に似てますね。

誰が黒幕か?誰が敵で誰が味方なのか?……
最初はハラハラドキドキするんですが、だんだん失速していきます。
それでも、まあ全4巻なので最初の勢いのまま読めてよかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-27 20:17:44] [修正:2012-08-27 20:25:58] [このレビューのURL]

4点 とろっちさん

連載当初は各所で話題になっていたらしい、新感覚サスペンス。
ダム反対派として町長選に立候補した夫を不慮の事故で亡くした桃肢が、選挙勝利のための
偽装工作に巻き込まれ、各々の陰謀が渦巻く中を戦い抜いていく話。
そして桃肢は誰もが見とれるような美人かつ魅力的な超絶スタイルの持ち主。
関係者の誰もが彼女に本能的に肉欲を抱き、桃肢はそれとも戦っていかなければなりません。
途中からはミステリー要素も色濃くなってきて先が読めない展開になってきます。

桃肢の魅力をねちっこく描きながら、それでいてミステリー部分も同時並行で動かしていく構成は
よく出来ていて、特に導入部分の1巻あたりは秀逸。
読者層のほとんどが年配のオジサンな雑誌なので、うまく感情移入できるように描かれています。

が、中盤以降、謎が徐々に明らかになっていきますが、この謎の明かし方が良くないです。
桃肢が自力で謎に辿り着くわけでもなく勝手に話が進んでいく感じ。
桃肢を筆頭に登場人物の多くが不確定要素や裏付けのない証言に踊らされすぎですね。
タイトルにもあるように、途中で桃肢はその魅力的なヒップを用いて色仕掛けを行うものの、
(その色仕掛け自体はもちろん効果てきめんでしたが)話の展開上意味のないものですし。

あと熊が強すぎます。 いろいろな意味で。
ミステリーで熊が強いってどんなだよって思うかもしれないですが、本当に強いから困りもの。
推理的な要素を全てぶち壊すぐらいに強いため、話が破綻してしまっています。
結局は打ち切り気味。 最初の頃はいい意味でおバカな本格サスペンスだと期待したのですが、
かなり残念な作品になってしまったように思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-11 00:51:40] [修正:2011-10-11 00:51:40] [このレビューのURL]


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