6点(レビュー数:1人)
作者宇佐美渉
原作あかべぇそふとつぅ
巻数3巻 (完結)
連載誌月刊コミック電撃大王:2008年~ / アスキー・メディアワークス
更新時刻 2010-08-17 14:58:40
あらすじ 日本によく似たとある架空の国のお話。 その国では罪を犯すと懲役に代わ... 続きを表示>>
車輪の国、向日葵の少女のレビュー
6点 ITSUKIさん
名前だけは知ってましたが、原作自体は未プレイ。
「電撃のコミックスにしてはやけに分厚い1巻だなぁ」という点で気になり、「原作はなんか有名だし、ひょっとしたら面白いのかも」と思い購入。
読んでみて、予想よりもかなりひきこまれる内容でした。続きが気になります。
罪を犯し、懲役に代わりその罪に応じた「特別な義務」が科せられているヒロイン達。
そして彼女たちを更生させ、「特別高等人」になる事を目指している主人公という間柄。
何故そうなったのか、というヒロイン達の過去がこれからもっと掘り下げられていくのでしょう。
設定自体も斬新に感じましたし、この「義務」の所為で作品通してピリピリとした緊張感がどこか漂っています。
法月のおっさんの存在感が抜群なのも理由の一つかも。
他人を分析する癖がついてしまった、という主人公なのでモノローグが多め。
時折メタ視点から読者にも主人公が話しかけてくるので、思わずどきっとします。
ここらへんは原作の巧さを感じます。
義務という設定、法月、森田賢一(主人公)の3点が今のところの本作の大きな魅力だと思います。
ヒロインに関してはまだまだこれからでしょう。
とりあえず「面白い」と評判の作品はなんだかんだやっぱり面白い事が多いな、と改めて実感した作品でした。
絵柄にはあまり目立って良い点は…電撃っぽい絵だと思います。
今後に期待という感じで高めの点です。
※4/28 7→6
3巻で打ち切り…。メインヒロイン3人のうち、一人だけのルートを消化して終わってしまいました。
1巻の時点では全キャラに出番があったので、明らかに2巻以降で路線変更されています(単行本も急に薄くなるし)
1巻で意味ありげに登場しておきながら途中からフェードアウトして最後まで登場しないヒロイン二人の扱いが酷過ぎると思います。(3巻でエピローグ的なものが加筆されてますが、足りるわけがない…)
加えて主人公森田の過去についても結局不明瞭なまま、というのも…
とにかく完全に打ち切りです。勿体ない。。
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[投稿:2010-08-25 14:22:10] [修正:2011-04-29 10:14:12] [このレビューのURL]