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6点(レビュー数:1人)

作者やぶうち優

巻数8巻 (完結)

連載誌学習雑誌:1997年~ / 小学館

更新時刻 2010-08-24 13:05:42

あらすじ 晶は小六の男の子。ある日、姉のいたずらで女装をして大好きなアイドル青野るりの歌を歌っていたら、家の前を通りがかった芸能プロの村崎にスカウトされる。いやがる晶だったが「るりちゃんに会える」の一言で女装して女の子としてデビューすることに!?(?より)

備考 第1作目から第5作目までは主に『小学六年生』、第6・7作目は主に『小学五年生』、第8作目は『少女少年 GO!GO!ICHIGO』とタイトルが変わり『ちゃお』増刊号である『ちゃおデラックス』にそれぞれ連載された。

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少女少年のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

小学六年生などの学習雑誌で連載されていたため、掲載一年の完結もの、
このためコミックスごとで主人公、ストーリーがそれぞれ異なる形式をとっています。
しかし基本的なプロットは同じで、ひょんな事から女装してアイドル活動する事になった
男の子が芸能界で活躍していくなかで、恋愛や友情を通じて成長していくという流れ。

主人公は男の子なんですが、どの主人公もヒロインの親身になって相談に乗ってくれたりする
女の子の面も持ちつつ、いざと言う時は男らしい決断力も見せる、女の子にとっては
まさに理想のキャラクター。当然女の子向けの作品なんですが
しかし、コテコテな理想像かというとそうでもなく、小学校高学年の男の子のリアルが
上手く引き出されていて男性サイドからみても違和感無く読めます。
ここら辺は「水色時代」や後年の「ないしょのつぼみ」など思春期の子供の心情を
長年表現し続けている作者の強みですね。

明らかにベクトルの異なる「GO!GO!ICHIGO」編を除けば総じて爽やかに読める作品。
個人的には7巻の話が好きです。

男女両方が読者である学習雑誌に掲載されていましたので昨今の似たような萌えブームを見るに、
もしかしてこの作品で密かに男の娘萌えが植えつけられた人も少なからずいたのでは…?
(明らかに狙った感のあるネタもちらほらあるし)
そういった意味では罪深い作品なのかも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-24 14:26:24] [修正:2010-08-24 14:27:56] [このレビューのURL]


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