ないしょのつぼみのレビュー
4点 臼井健士さん
「水色時代」の作者による性教育漫画。
「ちゃお」で活躍していたはずの作者が近年はどういう経緯かは知らないが「小学○年生」に移籍して作品を連載しているのだが、絵がかなり変わった。とにかくキャラの目が大きくなって、幼稚化しているのが最大の難点だ。
「性」というテーマを高学年の読者に教える・・・・という意図は別に悪くはないが、やらせる人を間違えてるでしょ。このジャンルはまだ大ヒットは出ていない分野だと思うので、空白地帯に切り込んでいく人が出てきてほしいのだが・・・・この作者ではないな。
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[投稿:2010-11-23 20:40:27] [修正:2010-11-23 20:40:27] [このレビューのURL]
5点 DEIMOSさん
軸としては、少女マンガの古典+性教育なのだが、掲載誌の特異性から、図らずも「ゲーム的リアリズム」を獲得したといえる。
一巻読みきり型で、主人公像は全巻通じて固定されているが、巻毎に周りの配役は一新され、様々な「性の目覚め」のパターンを小出しにしている。初経や初ブラ、そして、初恋、さらには、腋毛処理・同性愛・夢精などを「人間の本質的な行動として」教育的に堂々と描く姿勢は好感が持てる。(また、ロリコンお兄さんのナンパシーンが度々描かれるが、こちらは自虐ネタとして楽しむ人もいるだろう。)
人間を嫌いになりかけたときにこそ、手にとりたい作品。
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[投稿:2008-10-25 11:18:28] [修正:2008-10-25 11:23:36] [このレビューのURL]