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7.33点(レビュー数:3人)

作者一条ゆかり

巻数1巻 (完結)

連載誌りぼん:1974年~ / 集英社文庫

更新時刻 2011-04-20 23:22:13

あらすじ トップモデルだった亜美は、事故によりモデルを諦めざるをえなくなった。突然目の前に青年実業家・朱鷺が現われ、もう特訓の末デザイナーへ転身することとなった。自分を捨てた母親・麗華への復讐が始まったが、それはさらなる悲劇への第一歩だった。

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デザイナーのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

8点 kuroneko3298さん

トップモデルから転落した亜美を救ったのは
謎の男朱鷺。彼の正体とは?目的は-----?
しかし それが明かされたとき・・
2人の運命は 静かに狂い始めるのです----。

美しいトップモデルの世界。カッコイー男達。
クラッシックカー・貴族の館のような部屋、家具。
極めつけは 天蓋つきのベット?。
まさにゴージャスな世界に当時はうっとりでした♪

しかし実はこの作品、母親に捨てられた子どもたちの、
悲しくも切ない物語。
亜美を襲う悲しみの嵐に涙腺は崩壊状態でした・・。

 愛する事を夢見たみた娘と
 愛より仕事に生きた母と----
 2人の女の生き様も対照的で強烈です----!!

 昼ドラされてました。
 主演は松本莉緒、国生さゆり、塩谷瞬。なるほど・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-12-17 11:47:46] [修正:2012-12-17 13:10:34] [このレビューのURL]

6点 kikiさん

めっちゃメロドラマですね。
大金持ちならではのゴージャスさ、ファッション界ならではの華やかさ。
次から次へと怒涛の展開が繰り広げられジェットコースターさながら。

でも私は色々な漫画を読んでしまってからこの作品を読んだので、
様々な登場人物が出てくる度に主人公のとの関係が一目で分かって
しまい、先が読めてハラハラドキドキしながらは読めませんでした。

これ小・中学生の頃に読んだら衝撃的だっただろうなぁ。
(掲載紙「りぼん」だしありえるよね)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-25 23:21:47] [修正:2011-08-25 23:21:47] [このレビューのURL]

8点 blackbirdさん

いやあ、この点数は「ザ・少女マンガ」の王道ということで。
設定もすごいわ、ジェットコースター的展開、何でもありです。
名作というか・・・色々な意味ですごい漫画です。

親に捨てられ、知らぬ間に恋したのは実は父親だったり、怪我でモデルはあきらめるわ、謎の金持ちが出現して彼女をデザイナーに仕立てるとか、婚約直後に判明した事実とか。もう、出るわ出るわ・・・衝撃的事実のオンパレードです。

設定もすごいけど、やはりキャラや70年代的背景がこれまたすごい。

「コンツェルン」の跡継ぎに英才教育を施された朱鷺は、なんと18歳。
それなのにレミーマルタンを愛飲し、すごい家具(何調っていうのかな)にクッションなんていう椅子で仕事をこなし、アッチ系的ねっとりした秘書に甘え、ネグリジェのような恰好で寝て、クラシックカーやF1カーみたいな車まで乗り回す。
話す口調も時代がかってますね。

一方、亜美を1年でデザイナーにするべくスパルタ教育をするフランス人の一団もすごい。
縦ロールやロッカーみたいなすごい「外人」さんに特訓される亜美も、フランス語堪能だったの??・・・なんて事は言ってはいけないんでしょう。

デザインされる服も、フリルやフレアたっぷりのワンピースやら、ザ・70年代!バー(?)も、床に座ってドラッグでもやっちゃいそうなアヤシイ雰囲気です。

まあ、このようにツッコミどころ満載なんですが、話としてはおそらく当時の少女マンガの世界ではかなり衝撃的で大人の雰囲気を持ったというか、ただの恋愛ものではない、ある意味骨太な作品だったに違いないでしょう。
デザイナーという、常に最先端を走り、流行を作り出していかねばならないプレッシャーに潰されそうな職業を突き進む母親。最後に1から出直すそのプロ意識に、華やかだけではない厳しさを感じた人も多いでしょう。
そして、ラストも結構ショッキングだったのでは。

昼ドラにもなったようですが、話の展開としてはまさにそんな感じです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-25 23:50:13] [修正:2011-04-26 08:28:51] [このレビューのURL]


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