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8.5点(レビュー数:2人)

作者谷口ジロー

巻数1巻 (完結)

連載誌モーニングパーティー増刊:1990年~ / 講談社

更新時刻 2011-05-15 17:21:33

あらすじ あたかも自然や生き物のように、入り組み息づき、ある時はひとを迷わせ、また時には癒す…谷口ジローの描く町は、もうひとつの主人公である。

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歩くひとのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

8点 blackbirdさん

ええ年をしたおっさん、しかもかなり地味で銀行員のような
おっさんが、ただ町を歩く。
ただ歩くのではなく、いきなり木に登ったり、こっそり
プールに入って全裸で泳いじゃったりと、結構びっくりな行動をとる。

好きなのは路地をくねくねと歩く回ですね。
普通、「ここは人の敷地内かも?入っちゃまずいかな」と
思うような小道も、この人は入って行けちゃうんだろうなあ。

おじいさんと抜きつ抜かれつ歩くのもいいですね。

そよぐ風、雨の降りそうな湿った空気、汗が伝ってきそうな暑さ、
そんなものが伝わってくるような、谷口氏の画力、
相変わらずすごいなと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-28 14:25:05] [修正:2011-05-28 14:25:05] [このレビューのURL]

9点 torinokidさん

ジャンルは谷口氏お得意の「オッサン徘徊マンガ」。

完全に主役は「散歩」。ただひたすらに「散歩」。
谷口氏の精緻な風景描写がまた素晴らしいこと。

ちなみに久住氏原作ではなく、谷口氏のオリジナル。
発表されたのは「孤独のグルメ」以前となるので、
いわば「オッサン徘徊マンガ」の原型的作品とも言えようか。

ツボにはまりました。癒されます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-15 18:20:08] [修正:2011-05-15 18:28:59] [このレビューのURL]


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