8点(レビュー数:1人)
作者アレックス・ロス
原作マーク・ウェイド
巻数1巻 (完結)
連載誌DC Comics:1996年~ / 小学館集英社プロダクション
更新時刻 2011-09-19 14:09:12
あらすじ 近未来、そこはヒーロー不在の世界だった。正義と真実の象徴であるスーパーマンは引退し、多くのヒーローたちも姿も消していた。一方、台頭する新世代の超人類は我を忘れ、自らのパワーをみだりに使い、世界を混沌の渦へと巻き込んでいった。平和を希求する人々はなす術もなく、ただこの世の終焉を待つのみであった。だが、この状況を目にしたスーパーマンは苦悩と自責の念にかられながらも、世界のために復帰を決意する。スーパーマンは、バットマン、ワンダーウーマン、グリーンランタンなどかつての仲間たちとともに秩序を取り戻すべく立ち向かうのだが…。超人類たちとの対立を通して、「生身」のヒーロー像を描き出したアレックス・ロス渾身の一作。
キングダム・カムのレビュー
8点 やじウマさん
アレックス・ロスの絵や、事態を観ているだけしかできないノーマン牧師の存在が、何十年と続くDCのスーパーヒーロー達を「神」として描くことに成功している。ヒーローをこれより神々しく描けているアメコミはないんじゃないだろうか。
でも自分はこの作品が好きではない。
一般人の視点、ノーマン牧師のような聖職者ではない本当の一般人の視点が全くかかれていないからだ。そのため結局神様同士の喧嘩をただ見せられているだけのようにしか思えなかった。問題の解決も、結局邪魔をしているヒーローが核によって減ったから解決したというようにしか見えず、あまり上手とは思えない。それが「神話」的な内容をさらに引き立てているというならばたしかにそうだとは思うが。
自分はそこまでDCが好きではないのだな、ということを再認識した。
何が言いたいかと言うと「そんなに言われてるほどおもしろくないぞ!」
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[投稿:2012-08-20 19:32:49] [修正:2016-09-18 18:35:26] [このレビューのURL]