7点(レビュー数:1人)
作者ティム・セイル
原作ジェフ・ローブ
巻数2巻 (完結)
連載誌DC Comocs:1999年~ / ヴィレッジ・ブックス
更新時刻 2011-10-03 03:12:38
あらすじ ゴッサムシティを震撼させた"ホリデイ連続殺人事件"から約1年。犯罪王カーマ イン・ファルコーネの死を契機に、ゴッサムの裏社会の実権は、ファルコーネ一 家に代表されるギャングファミリーの手から離れつつあった。1年前、彼ら組織犯罪を根絶すべく立ち上がったバットマンとジム・ゴードンに とっては歓迎すべき事態ではあったが、共に誓いを立てた地方検事ハービー・デ ントのトゥーフェイスへの変貌は、なおも二人の心に暗い影を落とす。時代が大きく動こうとする中、新たな連続殺人事件が発生する。警官ばかりを狙 う犯人"ハングマン"の目的とその正体とは…。
バットマン:ダークビクトリーのレビュー
7点 columbo87さん
ロングハロウィーンの続編、こちらでもまだまだ前作を引きずって、トゥーフェイスはじめフリークス、ファルコーネファミリーが暴れまわる。
今回の敵は「ハングマン」。警官ばかりを狙う連続殺人犯です。
ミステリーとしては前作よりも薄い感じ。じっくり謎解きをしながら読んだわけでは有りませんが、ロンハロのオチが衝撃的で読み返してしまったのに比べると、まぁ予想通りの内容。
今作ではボーイワンダーことロビンが登場します。シリアスなバットマンと、ロビンみたいな色の濃い(二つの意味で)キャラを組ませると、どうしても雰囲気が崩れてしまうのではないか、ティム・セイル自信にそういった危惧があったそうですが、さすがジェフ・ローブといった感じで説得力のある落ち着いた内容になっています。
というかロビンの登場から一連の流れはダーク・ビクトリー一番の見せ場だと思います。ブルースとディックの対比シーンがかなりグッと来る、アルフレッドがいい味を出していて、これだけでも買う価値あり。
ティム・セイルのアートもかなり上達しています。クセのある絵ではあるが個性として万人受けする感じになっていて読みやすい。
個人的にはロンハロよりも好きですが、やはり前作を読まないとイマイチ掴めないかなと思う。殆どのキャラがロンハロから引き摺って登場しますし、ディックに正体を明かす動機付けも前作読んでないと唐突に感じるかも。
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[投稿:2011-10-03 03:44:58] [修正:2011-10-03 13:49:34] [このレビューのURL]