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7点(レビュー数:1人)

作者マイク・ミニョーラ

巻数巻 (連載中)

連載誌海外作品:1994年~ /

更新時刻 2011-11-22 11:49:52

あらすじ 第二次世界大戦末期、敗色濃厚な戦況の逆転を目論むナチス・ドイツは、怪僧ラスプーチンの提案により、強大な力をもたらすとされる魔術の儀式を魔道書『妖蛆の秘密』を用いて執行した。
しかし、儀式終了後も目立った変化はなく、儀式は失敗したかに見えたが同時刻、イースト・ブロムウィッチの地では真っ赤で小さな悪魔の赤ん坊のような生物が現世に召喚されていた。
生物は三人の超常現象の専門家によって導かれ、その場に居合わせたアメリカ軍特殊コマンド部隊に回収され、地獄から来た子供、すなわち「ヘルボーイ」と名づけられた。
特殊部隊を導いた専門家の一人であるブルッテンホルム教授が父となり、愛情を注がれてヘルボーイは大きく育った。そして教授を責任者とする超常現象捜査局(B.P.R.D.)でトップ・エージェントとなった彼は、現世の理と安寧を守るため、世界各地の魑魅魍魎たちと戦い続けているのである。

                (Wikipediaより)

備考 邦訳は
ヘルボーイ:妖蛆召喚
ヘルボーイ:人外魔境
ヘルボーイ:プラハの吸血鬼
ヘルボーイ:闇が呼ぶ
(ジャイブから出版)

ヘルボーイ:破滅の種子
ヘルボーイ:魔神覚醒
ヘルボーイ:壱 ?破滅の種子/魔神覚醒?
ヘルボーイ:チェインド・コフィン 縛られた棺
ヘルボーイ:滅びの右手
ヘルボーイ:弐 ?チェインド・コフィン[縛られた棺]/滅びの右手?
スターマン・バットマン・ヘルボーイ
(小学館集英社プロダクションから)

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ヘルボーイのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

7点 columbo87さん

購入したのは小プロの壱巻と弐巻。他のアメコミヒーロー物とは違ったオリジナリティがあって非常に良い作品だと思う。ミニョーラのアートもかなり独特で評価が高い。
私は映画から入った口ですが(特にゴールデンアーミーはクリーチャークリーチャーしてて好き),原作はかなり感じが違う。妖怪探偵たる鬼太郎的なノリの物語で,表現がかなりあっさりとしていて読みやすいのが特徴。
ヘルボーイというキャラクターは熟練のプロという感じと,何処か子どもっぽいアンバランスさもあって魅力的だし,全体的に暗い色調の中で彼の赤が冴えていてカッコイイ。
エピソード全体としては,丁度良い程度の伏線を残しつつ進んでいく感じで,淡泊だが気持ちの良い余韻を与えてくれる終わり方が多いという印象。特に気に入ったのは弐巻に収録されている「チェインド・コフィン」という短編集。ヘルボーイのオカルト捜査官としての活動が描かれるのだが,各地の様々な民話がモチーフになったエピソードが読んでいて楽しい。幼いヘルボーイがパンケーキを食べるだけのエピソードに始まり,取り替え子(チェンジリング)や,日本の妖怪も出てきたりと飽きさせない。
一方ストーリーの根幹に関わる部分はやや難解か。ヘルボーイって一体何者なの?というのが,弐巻(滅びの右手)でようやくわかってきたかなぁという感じ。宿敵ラスプーチンの台詞も仰々しくて読みにくい。クトゥルフ神話的な要素が結構多いのでそういうのが好きな人にはハマるのかも。
チェンインド・コフィンだけなら小プロが昔出してたのもあるのでそちらがいい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-03-08 13:26:28] [修正:2012-03-08 13:26:28] [このレビューのURL]


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