シュガー・ソルジャーのレビュー
7点 kocholyさん
人気読者モデルでおしゃれな姉に比べられて日陰人生を歩んできた女の子が、高校でも個性豊かなメンツに囲まれながら地味に頑張ります。
読み始めた当初は麻琴が可愛くならなくてはいけないと思う理由に説得力が若干足りなかったり、ネガティブ思考のせいで展開がもたもたしていり、
本当にあまり取り得のない主人公だったり、相手役の入谷君が完璧すぎてちょっと胡散臭かったのですが、
麻琴がふられ、入谷君の辛い過去がわかり、文化祭に入ったあたりからどんどん面白くなってきています。
読んでいるうちに麻琴の後ろ向きながらにもめげずに頑張るところに親しみを覚えて、とにかく一生懸命さが可愛らしく、応援したくなります。
とても妹にしたいです。
雨季ちゃんと白雪さんの百合風味な描写もあり、今後の展開が楽しみです。
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[投稿:2013-04-07 19:13:07] [修正:2013-04-07 19:13:07] [このレビューのURL]
7点 鋼鉄くらげさん
本屋で見かけた時に、何となく気になって、とりあえず二巻まで読んでみたのですが、思ったより面白かったです。
話の内容を簡単に説明すると、超有名で美人な読者モデルの姉を持つ妹(主人公)の麻琴が、姉に対するコンプレックスと、自身に対する劣等感を抱えながら高校生になって、新しい学校生活を迎えることになったという、至ってオーソドックスなストーリー内容です。
ただ、この作品の主人公は作中での扱いがあまりにも哀れと言うか、どう頑張ってもセンターには立てないヒーロー戦隊のイエローのように、主人公らしからぬ不遇な扱いを受けています。
ですが、そこが逆に微笑ましいというか、見ていて応援したくなるタイプの主人公だと思います。キャラクターを好きになる理由は、概ね「憧れる」か「親近感が湧く」かのどちらかに分類されるんじゃないかと思いますが、この作品の主人公は、きっと後者に分類されるタイプの魅力を持っているのだと思います。
なお、この作品に限らず少女漫画というジャンルは、オセロゲームと同じように、最後の一個が盤上に置かれるまで白が勝つか黒が勝つかが全く分からないものなので、今後の展開次第ではこの評価が変わるかもしれません。
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[投稿:2012-10-26 22:37:48] [修正:2012-10-26 22:40:42] [このレビューのURL]