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3点(レビュー数:1人)

作者堀内厚徳

巻数4巻 (完結)

連載誌別冊少年マガジン:2012年~ / 講談社

更新時刻 2012-12-07 22:36:01

あらすじ 優しい柴犬・ポチは、友達のいないゆー子ちゃんを想って、流れ星に願います。「僕がもしも人間だったら、君は一人じゃないと伝えられるのに‥‥」 でも、夏祭りの夜、孤独なゆー子ちゃんが星に願ったのは、二度と取り返しのつかない、世界一残酷な願いだったのです‥‥。

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ベイビー・ワールドエンドのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

3点 鋼鉄くらげさん

最初のうちは面白いかもと思っていたんですが、何度か読み返していく内に設定の粗さやツメの甘さの方が気になってきた作品です。

この作品で目立つ問題点は、主体が引き起こした(または主体に起きた)事象に対する理由付けがきちんと作品の流れの中で説明できていないことにあると考えます。具体例を挙げると、

・なぜゆーちゃんが世界を滅ぼすだけの力を持っていたのか、その説明が出来ていない。
(一時の感情の起伏により引き起こされた現象だとしてもそれを可能にできるだけの根拠が無い)

・なぜポチが崩壊後の世界で人間になれたのか、その説明が出来ていない。
(同じように動物から人間になった人物がいるとか、そういう描写も無い。)

・なぜポチが崩壊後の世界でギターを弾いているのか、その説明が出来ていない。
(飼い主を裏切った憎い男が使っていた楽器をなぜ好んで使うのか? この流れから言えば普通嫌いになるはずでは?)

・なぜ体に「印」が出てきた人間は死ななければならないのか、その説明が出来ていない。
(これこそ正に話を盛り上げるだけの設定のように感じます。)

つまり、「こうすれば絵的に面白いかも」みたいな感覚で物語の流れを決めている印象があり、そうなるだけの理由付けが充分に練られていないために、結果「ご都合主義」として物語が進んでしまっている印象があるという事です。ただ、これらの現象は今後の展開次第で説明される可能性があるので何とも言えない部分ではあるんですが、少なくとも現段階では読んでいて少し強引な印象を受けます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-12-17 23:04:39] [修正:2012-12-17 23:09:37] [このレビューのURL]


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