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8点(レビュー数:1人)

作者緑川ゆき

巻数1巻 (完結)

連載誌LaLa:2002年~ / 白泉社

更新時刻 2013-01-09 09:02:27

あらすじ 山神の森へ迷い込んでしまった少女・蛍。そこへ一人の青年が現れて!?けっして触れることのできない、彼への恋心は。四季が織りなす、切なさいっぱいのラブロマンス。表題作他3編収録。(単行本裏表紙の内容あらすじより引用)

備考 春のお話「花唄流るる」と冬のお話「ひび、深く」はララ掲載。夏のお話「蛍火の杜へ」と秋のお話「くるくる落ち葉」はララDX掲載作品です。

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蛍火の杜へのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

8点 橙木犀さん

内容あらすじにあるように、四季をテーマに優しく切なく、時に痛みを伴った4つの恋物語が収録されています。
表題作の「蛍火の杜へ」は夏の物語。アニメ映画化もされ、作者の緑川ゆきさんの代表作のひとつだと思います。

ヒロインと彼女が想う相手との関係はそれぞれのお話で異なりますが、胸が痛くなるまでの一途で切ない恋心はどのヒロインにも共通していると感じました。
いつの間にか芽生え、徐々に募っていく想いの微笑ましさ、美しさ、そしてその恋を阻むものにぶつかってしまったときの哀しみ。
どのお話も手を握りしめつつ、彼らの幸せを祈りながら読まずにいられませんでした。

4編それぞれにみんな大好きなのですが、私は秋をテーマにした「くるくる落ち葉」が特に好きです。他の3話よりも一見あっけらかんと明るい雰囲気なんですが、ヒロインの椿の暴走気味な突っ走り具合と向き合うべきことから目をそらせなくなり葛藤する様子のギャップが愛しくてなりません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-09 09:30:18] [修正:2013-01-09 09:30:18] [このレビューのURL]


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