「ネスネス」さんのページ

総レビュー数: 4レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年11月24日

[ネタバレあり]

凄すぎる作品。
この作品と出会えたことを誇りに思う。

読み手に登場人物の「生き様」をここまでひしひしと伝えれるのが新井英樹の魅力ではないか。
終盤の展開は確かに賛否両論だろうが、須賀原の記者会見、大統領の最後の演説はまさしく両者の「生き様」が伝わり、最高にかっこよかった。


新井英樹は真説版の巻頭インタビューでこう答えています。
「自分の願望と妄想を描いたんです。タイトル通りのラストです。『世界は俺のもん』ですから。」

ものづくりをする人間にはこれくらいのエゴが無いと。
「エゴ」=「内容」ではないでしょうか。


酒飲みながらこの作品について語り合えたら楽しいだろうなぁ。
一晩でも足りないくらいの語るべきテーマが詰まってますよ。

僕は須賀原と塩見の問答にやられました。
「一人の人質と多くの犠牲、守るべきはどちらか」

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[投稿:2008-12-07 12:04:03] [修正:2008-12-07 12:04:03] [このレビューのURL]

10点 神戸在住

人生における喜怒哀楽の教科書。
他のレビュアーさんがうまく形容するように、まさしく「人間賛歌」です。

震災、人種、障害、性的マイノリティ、
様々なテーマを扱ったこの作品内では多くの人が死にます。


ご覧の通り賛否両論の作品です。
漫画を自分の中で定義づけてから読んでください。

「エンターテイメント」なのか、「アート」なのか。

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[投稿:2008-11-24 11:22:50] [修正:2008-11-24 11:22:50] [このレビューのURL]