「ほにゃららパンチ」さんのページ

総レビュー数: 4レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年03月15日

宇宙は広いんです。当たり前ですが。

人間の文明がどれだけ発達しようと、その終わりにまでは到達できないだろうし、到達したところで、そこに広がるのは始まりでも終わりでもない、何も無い「無」なんだと思います。

そのことが解明されたとして、この問題を解決しようとしても、「宇宙:人類」だと考えれば分かるように、勝ち目なんてないし、その摂理に従うほかありません。

しかし、ハチは「宇宙:自分」であるにも関わらず、そこに自分なりの答えを見出した。この広い宇宙と自分の心の中に同時に存在する「無」を、何で満たすことが出来るのか、どうすれば希望の光が見えるのか。

その答えは、僕らの近くにきっとあるものだし、むしろ僕ら自身だというコトなのかもしれません。

もちろんハチがいうように、その大きな力は、世界を変えるコトだってできるし、世界を終わらせるコトだって出来る。

だけど、その力の本当のイミを知っている人が一人でも世界にいれば、世界が終わることなんて、無いのかもしれません。

僕はその大きな力を持っているし、この文を読んでいるあなただって持っているし、凶悪な殺人鬼が殺人を繰り返す理由も、銀行強盗が銀行を襲う理由も、この大きな力のせいなのかもしれないなあと思います。

今なぜ自分がここにいるのか、なぜ生きているのか、何をして生きていくのか、どんな風にして死んでいくのか、僕には分かりませんが、いつか自分にピッタリの、その大きな力の使い方を知っていけたらなあ、と考えています。

そして、もうしばらく大好きな仲間と一緒に生きていきたいと思いました。

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[投稿:2010-04-11 22:28:54] [修正:2010-04-11 22:28:54] [このレビューのURL]

この作品に出会ったのは、僕が高校受験に苦しんでいた時期でした。

本屋で何気なく手にとって、「面白くなかったら捨てればいいや」ぐらいの気持ちで1巻を購入しました。

家に帰って読んで、すぐに2巻を買いに行きました。

それぐらい、心からこの漫画を面白いと思えた。

種田が考えていること、芽衣子が考えていること、共感できる部分がたくさんあった。

自分の生き方に対して疑問を感じながらも、それを見過ごして淡々と、無表情な大人たちに混じって生きる。

そんな生活を、自分も送っていた。

だから、もう少しだけ、自分に正直に生きてみようかな、と思った。

この作品にめぐり合えて、本当によかった。

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[投稿:2010-03-15 11:22:57] [修正:2010-03-15 11:22:57] [このレビューのURL]