「マサキレン」さんのページ
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独断と偏見による偉大だと思う漫画家(順不同)
Sランク
士郎正宗 「アップルシード」 「攻殻機動隊」
大友克洋 「AKIRA」
宮崎駿 「風の谷のナウシカ」
永野護 「ファイブスター物語」
鶴田謙二 「Spirit of Wonder」 「Forget-me-not」
Aランク
植芝理一 「ディスコミュニケーション」
木城ゆきと 「銃夢」
芦奈野ひとし 「ヨコハマ買い出し紀行」
せがわまさき 「鬼斬り十蔵」

本作はディスコミュニケーションのラストを飾るだけあって、かなりの力作である。
ストーリーや設定も作り込まれているし、作画も後半はとても高いレベルで完成されている。
まさに完結編に恥じない内容だと思う。
ただこの作品の主題に対し明確な答えを出さなかったことは少々気になるところだが、それもこの作品らしいといえばらしいのかもしれない。
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[投稿:2010-10-30 21:06:59] [修正:2010-10-30 21:06:59] [このレビューのURL]
9点 ディスコミュニケーション
この作品は漫画家植芝理一氏のデビュー作であり、その後に発表された夢使いと謎の彼女Xの原点になった作品でもある。
私がこの作品を知ったのは単行本の2巻が発売された頃なので随分前の話なのだが、当時その独特な作品観にとても衝撃を受けたことを今でもよく憶えている。
改めて読み返してみると少々古臭い印象を受けるが、ある意味この作者の魅力が一番詰まっている作品といえるだろう。
特にこの作品の中で唯一の長編である冥界編は特にオススメであり、それ以外にも魅力的な短編が盛り沢山である。
夢使いや謎の少女Xからこの作者の作品に入った方で、この作品はまだ未読という方は是非こちらも読んでみていただきたい。
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[投稿:2010-10-24 19:20:58] [修正:2010-10-25 00:07:41] [このレビューのURL]
9点 夢使い
最初に言っておくが、私はこの作者の作品が大好きだ。
なので点数は9点をつけたが、これはもちろん個人の主観でつけた点数である。
この作者の作品はとても独創的だ。
だがあまりにも独創的過ぎて読者がついていけなくなってしまうのも事実である。
その最たる物が第1章であり、作風も画風もある意味超越してしまっている。
特に作画が顕著で画面が平面的あり、しかも絵が細か過ぎる為正直いってかなり見難い。
もちろんこれは作者の強い個性なのだが、あまりに度が過ぎてしまうのはやはり問題だと思う。
しかし第2章の中盤あたりから画面が立体的になり、絵が大きめの作画になったのでとても見やすくなっている。
単純に作者の作風が変わったのか他に理由があるのかは分らないが、ぶっちゃけいえばとても万人受けしやすい作画に進化している。
その為後半はとても高い完成度で作品が仕上がっていると思う。
なので打ち切り的が終わり方をしているのがとても残念である。
機会があれば是非続きを描いて欲しい作品だ。
追記
この作品の第2章にあたる鉱物の聖母はディスコミュニケーションの冥界編に並ぶ名作なので、この話だけでも読む価値があると思う。
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[投稿:2010-10-21 21:59:26] [修正:2010-10-24 21:07:38] [このレビューのURL]