「拙僧若輩にて」さんのページ

総レビュー数: 20レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年06月09日

今の時代じゃとてもアニメ化出来ない、それくらい強烈。

ゆとりの子が読んだらおしっこ漏らしちゃうんじゃないかな。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-04-15 21:18:49] [修正:2012-04-15 21:18:49] [このレビューのURL]

「感情移入できるか」「洗練されて良くできたストーリーか」ということを基準にすれば「優」でもなく「良」でもなく「可」ですらないかもしれない。

「ガツンとくるか」「考えさせられるものがあるか」ということを基準にすれば間違いなく「抜群」

 鬼才、新井英樹の持つ力のベクトルが「人気」だとか「儲け」だとか普通ならば気になる所に寄り道することなく、ただ「伝える」という一点に集中した、そんな作品。

 面白いかどうかは保障し兼ねるも、読めば既存の価値観をぶち壊してくれることは間違い無い。

 メッセージを伝える下地に、目も当てられない程の大量殺人を選んだのには脱帽だった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-21 14:17:40] [修正:2011-06-21 14:46:32] [このレビューのURL]

 言わずと知れたギャグ漫画の頂点。

 連載終了後、十五年が経とうとしている今なおこの作品を越えるギャグ漫画は出ていないという、圧倒的な力を持った作品。
 
 私はこの作者については、新井英樹しかり、天才とXXXの紙一重の所に心を置く人間が突出した作品を生み出すことの典型であると捉えている。
 
 ヒメアノールなど後の作品を読めば、この作者がいかに常軌を逸した所で人間の深層を見ているかが分かり、また同時に、そんな人物だからこそ他人には決して真似できない笑いが生まれているということが分かる。
 
 思うに、人間の表現力というものはその人間の持つ感性に裏打ちされているが、この作者の感性の輪は私のような凡人のそれよりも一回りも二回りも大きく、それ故にどのように面白かったか説明はし辛いがただひたすら笑えるというギャグが多く見られる。
(この点においては松本人志に共通するものがある)

 1,2巻はバレーボーイズとあまり変わらない、ただ下品なだけで笑えない内容でありこそすれ、喉もと過ぎればなんとやらで、そこを堪えれば至上の笑いが私達を待ち受けている。
 1巻だけ読んで敬遠されている方がおられるならば是非もう一度読み直してみて頂きたい。
 
 ここからは個人的な感想で。
 
 この作品には悶絶するような笑いが多々ありましたが、その中でもイガグリ田中の「送れぇーーーーッ!!」は私にとってギャグ漫画史上屈指の名言であると思っています。これが私の「マイ稲中」です。
 あなたの「マイ稲中」はどの笑いだったでしょうか?
 浣腸ワールドカップ? 死ね死ね団? 竹田の「おっぱい」? 海での合宿? それとも……

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-06-17 05:09:53] [修正:2011-06-17 08:37:16] [このレビューのURL]

 熱さ、
 ただならぬ熱さ、
 読めば「何かしなくては」と思わされる、そんな熱さを持った作品。

「必要な物は勇気でなく覚悟、決めれば全て動きだす」
と言った小説家がいたが、この作品の登場人物達は正にそんな意志を持って生きていると思う。

 人生の転機を迎えようとしているけれども、どこか今一歩踏み出せないでいる。そんな人に是非読んでもらいたい作品。

 ただし、この作品を読んで大きな博打に出ようとしている人には全力で言っておきたい。
 
 やめとけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と。

 追記
 そもそも博打を打つ人間が嫌いな人にはあまりお勧めできない。読んでみて嫌悪感があったならば即刻読むのをやめて頂きたい、おそらく苦痛になるだろうから。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-09 11:44:03] [修正:2011-06-09 14:54:53] [このレビューのURL]