「4405」さんのページ

総レビュー数: 3レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年10月06日

この物語は山田料詩君が東シナ海高等学校に転校してくるところから始まる。
隣の席の鳥居あすみちゃんには、何故か頭に矢が刺さっていた。
彼女は矢のコンプレックスから周囲との関係を拒み孤立していたが、
山田君と行動をともにするようになり…。
以上があらすじで、

割とありがちなドタバタ系のラブコメといった感じである。
内容も荒削りでいろいろと突っ込みどころはあるが
ときどきハッとさせるような描写があり、それが本作の侮れないところである。
はじめから一貫して二人の関係に焦点が当てられていたこと、
あすみちゃんの成長、変化が自然に感じられたところがうまかったと思う。

扉絵や表紙絵では、あすみちゃんの本編では見られないいろんな表情を見ることができるが、それがまた、独特の雰囲気を醸し出しており、この作品の魅力でもあると感じている。

連載時に単行本を購入していたのだが、処分してしまった。
古本屋で見かけ、懐かしくなり再び購入したのだが
甘酸っぱくて、ほろ苦い青春を感じさせてくれるこの作品を今度は大事にしたい。

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[投稿:2012-10-07 20:15:44] [修正:2012-10-07 20:15:44] [このレビューのURL]

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