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5.33点(レビュー数:3人)

作者ロクニシコージ

巻数5巻 (完結)

連載誌週刊ヤングマガジン:2000年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:32:05

あらすじ 頭に刺さった矢にコンプレックスを持つ鳥井あすみ。
彼女と主人公の転校生・山田料詩の交流を描く学園コメディ。

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すべてに射矢ガールのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

6点 4405さん

この物語は山田料詩君が東シナ海高等学校に転校してくるところから始まる。
隣の席の鳥居あすみちゃんには、何故か頭に矢が刺さっていた。
彼女は矢のコンプレックスから周囲との関係を拒み孤立していたが、
山田君と行動をともにするようになり…。
以上があらすじで、

割とありがちなドタバタ系のラブコメといった感じである。
内容も荒削りでいろいろと突っ込みどころはあるが
ときどきハッとさせるような描写があり、それが本作の侮れないところである。
はじめから一貫して二人の関係に焦点が当てられていたこと、
あすみちゃんの成長、変化が自然に感じられたところがうまかったと思う。

扉絵や表紙絵では、あすみちゃんの本編では見られないいろんな表情を見ることができるが、それがまた、独特の雰囲気を醸し出しており、この作品の魅力でもあると感じている。

連載時に単行本を購入していたのだが、処分してしまった。
古本屋で見かけ、懐かしくなり再び購入したのだが
甘酸っぱくて、ほろ苦い青春を感じさせてくれるこの作品を今度は大事にしたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-07 20:15:44] [修正:2012-10-07 20:15:44] [このレビューのURL]

3点 しのきゅうさん


画力の問題で絵と作者の思惑がずれているのか
絵で魅せようとしているギャグが
読者とかみ合わないことがしばしば

と言っても
5巻までちゃんと揃えてしまいましたから
どこか気になった部分でもボクの中にあるのでしょう

ただ 『カナブンよりごめんなさい』のセリフは好きでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-18 06:13:47] [修正:2011-06-18 06:13:47] [このレビューのURL]

7点 水鏡さん

いきなり頭に矢、という不条理感バリバリの展開で始まる、
作者が持つ独特のセンスをそのまま描き出したような、
シュールで満ち溢れた作品で、
読んでいて脳がねじれていくような不思議な感覚に襲われます。
あすみはコンプレックスによりかなり精神が歪んでいるんですが、
それによる主人公との勘違い、すれ違いが続いていくうち
読んでて愛しくなってきました。
あまり丁寧な絵柄とも言えないんですが、
独特の「味」があり、扉絵などもなんとも言えぬ不思議さというか、メンヘルさというような物を醸し出していました。
ただ一話ごとに性格が微妙に変わったり設定が継ぎ足されたりするのは最初慣れませんでしたね。
基本恋愛路線で話は進んでいくんですが、二人のやりとりはもどかしさ、微笑ましさがあってよかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-01-19 06:03:07] [修正:2006-01-19 06:03:07] [このレビューのURL]


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