「yuuri0628」さんのページ

総レビュー数: 2レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年11月04日

落語を題材にした少し珍しい漫画
今年読んだ漫画の中で面白いと思った漫画のうちの一つです
とにかく作者は漫画を描くのが上手いなあと思える作品


1巻は主人公与太郎がメインだが2巻、3巻は師匠の八雲がメインとなっている

この師匠である八雲の過去話が面白い!
BL出ということもあるが、艶のある色っぽい男性を描くのが作者は非常に上手です
オカマすぎず男すぎず惚れ惚れするような、丁度いい具合の色っぽさ

与太郎がしょっぱなから弟子入りできたりと少々展開が早いような気もしますが、だらだらと与太郎が弟子になるまでを描写したり、伏線を張り続けるよりはこちらの方がいいのかなとも思う
週刊雑誌掲載の漫画に読みなれていると早く感じるかも


他の方もおっしゃっているように、BL出の作家さんの漫画が最近非常に面白い
よしながふみや中村明日美子、ヤマシタトモコなど、面白い作品が多い
少年漫画や少女漫画に読み飽きた人には丁度いいかもしれない

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-11-04 15:57:42] [修正:2012-11-04 15:58:30] [このレビューのURL]


中村明日美子作品は食わず嫌いというか読まず嫌いで
読んだことがなかった

これが初めて読んだ中村先生の作品だったが
読むことが止められず、2巻まで没頭して読んでしまった

美少女に翻弄される中年作家
でもその翻弄する側である美少女にも脆い部分があり、
最後は中年作家が美少女をリードしたイメージがある

読者によって多様な解釈をすることができる小説は多いが漫画では少ないと思う
この作品はその数少ない内の一つ、答えは明確には書かれておらず、
読者の解釈におまかせする、そんな漫画だった



中村先生の絵柄は表紙だと耽美臭むんむんで
買いにくいと思う方がいるかもしれないが、
中身の絵柄は表紙よりも一般受けする絵で、
線が細く美しい

他にも中村先生の作品を読んでみたいと思わせてくれた作品だった

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-11-04 14:56:19] [修正:2012-11-04 14:56:19] [このレビューのURL]

月別のレビュー表示