「からぜん」さんのページ

総レビュー数: 7レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年02月28日

3部構成で、各部の主人公が所属する大和トム・キャッツ(モデルは近鉄)のルーキーに注目してペナントレース優勝および日本一を目指す様子を描いた作品。
時系列はつながっているので、主人公が交代しても前の部で出てきたキャラクターたちは引き続き登場するあたりはやや変わっているかもしれない。

新しく入団した主人公が、個性的な同期や先輩とともに、これまた個性的なライバルたちと優勝を目指して激闘を繰り広げるという大筋はそんなに変わったところはない。
しかしこの漫画の見所は、多種多様な物語の切り口である。ライバル同士の因縁の対決やスランプからの脱出など一般的なものから、呪いや魔球やサブリミナル効果など一風変わったものまで、バリエーション豊富なエピソードの数々はとても面白い。
作中のいたるところで作者の趣味が出ているのも個人的に好き。

惜しむらくは、掲載誌がマイナーであることと、最後で話のたたみ方がやや急いでいる点だろうか。これは作者のせいではないとは思うが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-08-14 23:16:07] [修正:2008-08-14 23:16:07] [このレビューのURL]

リアルタイムで連載を追っていた際、28巻以降はなんとなく首を傾げつつ読んでいた記憶がある。
なんとなくおかしくないか?と。
単行本で一気に読むとそれなりに満足はいくのだが、それでもなんとなく最後まで不完全燃焼気味な感情を抱いた。

前作「うしおととら」では起・承じっくり描いた上でいきなり転に落とし、怒涛のごとく結に持っていったが、この作品では起・承・転まで素晴らしかったのに、転〜結の間にゆるい間が入ったのが非常に惜しい。

それで減点をしても、面白いといえる作品ではある。
ただ惜しいのは、28巻までがあまりにも面白すぎた。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-07-10 01:43:21] [修正:2008-07-10 01:43:21] [このレビューのURL]

キャラクターの死がうまく描けているのに、生き返る人間が多すぎるような気がする。
それ以外は文句なしに傑作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-02-28 23:50:23] [修正:2007-02-28 23:50:23] [このレビューのURL]