「BuBu」さんのページ

総レビュー数: 44レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年04月04日

天然な弟と、そんな弟を姉弟という関係を超えて好きな姉の話。
途中腹違いの妹も出てきますが。

1話の内容を膨らませて1巻作った、という印象。
全体を通すとちょっと無理している感を受けるのですが、
1話目の完成度の高さ、落ちのインパクトは凄まじいです。
1話目だけなら10点を与えているところ。

この物語で、もっと設定を作りこんだ長期連載、というものがあれば是非読みたいですね。
1巻と短く、サラっと読めてしまうのは良いところ。
何度も読み返してしまいます。
短編の中ではレベルの高い作品だと思います。
 

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[投稿:2011-03-27 13:28:38] [修正:2011-03-27 13:28:38] [このレビューのURL]

学園物。
とは言っても恋愛要素は1割切るくらい。
基本はドタバタと笑いとキャラ萌え(?)。

4巻ぐらいまでは、ある程度のテーマと方向性を持っていたような感じもあるのですが、
5巻辺りからはネタ切れのためか、作者のやりたいことを
無理やり作品の中に押し込めてしまっている、という印象。
好き嫌いは別れると思います。

個人的には、一年に一巻刊行されるか分からない連載ペースの中で、
あまり内容のない事をやるのはもったいないな、と感じます。

それにしても、コレだけのキャラクターを登場させて
それぞれを描き分けられる、というのは凄いですね。
色の濃いキャラクターがたくさん登場します。
変なキャラクターを楽しむ、というのがこの漫画の楽しみ方だと思います。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-03-27 03:12:05] [修正:2011-03-27 03:14:22] [このレビューのURL]

羽海野チカがまさかのヤングアニマル連載で、まさかの将棋を題材とした作品。
でも基本的には前作「ハチミツとクローバー」と変わらないですね。
自分探しを前面に押し出した内容です。


天才中学生棋士であった主人公、桐山零がプロ入りしたところから物語はスタート。
小さい頃に両親を亡くし、
育った家ではギクシャクしてしまい、
他人も含めた全ての不幸の原因は自分なのでは?
と、悩む少年の心の成長を、将棋と暖かい家庭を通して描いた作品。

暖かい家庭とは、この物語のもう一つの核となる家族・川本三姉妹のこと。
互いに年の離れた三姉妹は、零と同じく両親不在の家族。
それでも毎日を生き生きと過ごす3人が零に勇気と希望を与えているようです。
基本的にはこの家族との絡みと将棋をベースにした内容です。


話題性バッチリ、スタートも好調だったのですが、
巻を積む毎に減速してしまっている印象。
将棋の物語のはずなのに、将棋をしている時より、
川本三姉妹と絡んでいる方が面白かったりします。
キャラ設定が曖昧なのもその辺りに拍車をかけてしまっているのでは?と。
日常編は面白いので、将棋漫画というよりは
ハチクロと同系統だと思って手に取るのが良いかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-03-18 23:28:00] [修正:2011-03-18 23:28:53] [このレビューのURL]