「nori」さんのページ
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10点 風の谷のナウシカ
アニメ版に比べると遙かに完成度が高い。
アニメで描かれているのはこの作品の表面あるいは序章のみだろう。
光と闇、自然への畏敬、科学技術への疑問、生物としての人間
とにかくあらゆるテーマが詰め込まれている。
何度読んでも読み飽きないまさに傑作。
特に最終巻のナウシカと旧人類の問答の場面は
「生命」を論じた漫画の中では間違いなく最高クラスだろう。
しかしこの作品の魅力はそのストーリー、設定だけでなく
宮崎駿の作り出した生き物のデザインの完成度、独自性にもある。
オーム、巨神兵、さまざまな虫達のデザインは圧巻。絵をみるだけでも読む価値は十分にある。
アニメしかい見ていないという人がいがら是非漫画を一度は読んでみて欲しい。
改めて宮崎駿のすごさがわかるはずだ。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2005-04-21 16:18:52] [修正:2005-04-21 16:18:52] [このレビューのURL]
10点 ザ・ワールド・イズ・マイン
間違いなく現在の漫画界ではトップレベルの作品。だが受け付けないひとはまったくうけつけないだろう。
あまりにも生々しい虐殺シーン、そしてキャラクター達のむき出しの感情。
目を背けたくなるような場面ばかりだ。
この漫画を読むには1ページめくるごとに力がいる。
そして今までで一番読み返した回数が多い漫画。
特に11,12巻あたりはもう何回読みなおしたんだろうか…。
12巻でのトシと塩見の問答の場面が個人的にこの漫画のベストシーン。
「やってみるもんやで!殺して殺して殺しまくったら何も感じへんようになった!
マニュアルいらず!人間簡単に死にすぎや!
せやのになんでや!なんでこんな守るんキッついんや!」
殺人鬼になりはてたトシがマリアを守ろうと塩見と問答している時に出た
この台詞が一番心に響いた。
たぶんそれはトシが人殺しを何も感じなくなるまでの心理描写があまりにも
リアルにかかれているためだろう。
それにしてもこの漫画は後半で一気に絵の構成が上手くなってる。
11巻の駅でマリアと踊りながら駅前で銃乱射する虐殺シーンなど残虐なシーン
なんだけどとんでもなく美しく見えるように書かれてる。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2005-03-25 10:54:03] [修正:2005-03-25 10:54:03] [このレビューのURL]