「チャド」さんのページ

落ち込んでいた時に初めて読んだ所為か、心の底まで染み渡った。
冒頭から悲劇的で、旅の目的さえ悲しい。
通り過ぎる星の人たち、起きる出来事、メーテルの存在、全てが悲しくて寂しい。
決して山場があるわけではなく、ただ淡々と目的地に向かう。旅の終わりが近づくにつれ、鉄郎を通して決して曲げてはいけない心の強さをもらえる気がする。
ほんの些細な事、なくしてしまった物の大切さを思い出させる。
つらい時や悲しい時に、また読み返したい。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-02-06 23:58:19] [修正:2008-02-06 23:58:19]