「touhennboku」さんのページ

この作者は、「なるたる」の頃から注目していましたが、なるたるのラスト近く、これでもかと残酷な描写があって、最後の最後でがっくりきたので、この「ぼくらの」も闇雲に残酷なだけかなぁ、と思っていましたが・・・・

ロボットもので操縦者が子ども・・・なのに、ミステリー要素ありのすこぶるお気に入りの作品です。

一人一人の操縦者の設定が細かく、説得力があるので、どの人物にも、自分(読み手)と共感する箇所があります。

タイトルがそのまま「操縦者の氏名?(?、?、と続く)」とシンプルなところからも、作者が「人」そのものに着目したんだなぁ、と器の広さを感じてしまいます。

それぞれの操縦者の散り様は、胸を打ち、色々な感情がこみ上げてくる事は必至です。

ただ、やはり目を背けたくなる残酷な展開もありますので、その点にはご注意を。

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[投稿:2008-11-26 23:47:14] [修正:2008-11-26 23:47:14]

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