「きよさん」さんのページ

 介護のことは、右も左もわからないけど、情熱は人一倍という主人公。主人公の設定がド素人となっており、介護についての知識がない読者(私ですが)もすんなり読んでいけました。
 介護においての問題点(介護施設での慢性的な人材不足など)がでて、結構考えさせられる内容です。
 でも、主人公がそういった問題に立ち向かっていく姿をみて、私自身元気づけられましたし、介護について目を背けていてはいけないと感じました。
 この作品を読んで、介護現場やそれらをとりまく環境は深刻な問題を抱えているのだということが伝わりました。
 是非、鳩山首相や長妻厚生労働大臣にも読んでいただきたいと本気で思いました。

※2巻まで読んだ感想です。

追記(12巻までの感想)
 主人公百太郎や友人の仁の型破りな行動をみていると胸が晴れる思いになります。あと、当初じーちゃん・ばーちゃんのキャラばっかで(まぁ当然なんですが)、戸惑いを感じていた感じがありました。でも、そのうち話の面白さからか逆にそんなキャラがかわいく感じてくるので不思議です。
 高齢者性問題編・介護支援専門員編・ケアギバー編・介護福祉学生編といった感じで、『ブラックジャックによろしく』みたいに介護の多岐にわたっての問題をテーマとしています。
 各編、熱いセリフや涙を誘うセリフがあって感動しました。

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[投稿:2009-11-03 20:13:48] [修正:2009-11-15 00:03:13]