「ひいろ」さんのページ

頑張ってるとは思うが、特にここ最近の試合の描き方を見ると、作者の力量の限界はどうしても感じる。

各チームや選手に特色を持たせないとスポーツ漫画は持続しない。
それはドカベンの頃から漫画界の常識ではあるのだが、その特色付けがなんとも稚拙と言うか・・・

φトリックをはじめとする必殺技、選手やチームに付けられる「異名」など、どれもが取って付けたような浅さ、どこかで見たような古臭さを感じてしまう。

キャプテン翼の頃ならこれでも良かったかも知れないが、「オフサイド」「シュート!!」などサッカー漫画の秀作を生んできた少年マガジンで、今の時代に連載する漫画としてはどうだろうか。

近年の読者はスポーツ漫画に対して「現実にちょっと上乗せした」感じの、ギリギリのリアリティを求めている。
残念ながら「エリアの騎士」はその読者の要望に応えられているようには見えない。

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[投稿:2011-01-29 01:12:36] [修正:2011-01-29 01:12:36]