「カレー」さんのページ
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- 1988年生まれ(性別:男性)
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慶應大学法学部政治学科2年。
法学部なのに法律に興味がなく、哲学や文学が好きです。
今まで漫画は200作品以上、計数千冊。
大学生になってひたすら漫画読んでいたら、数をこなし良い作品と出会えたことで、良いものと悪いものがわかるようになりました。
好き勝手書きたいと思います。
7点 怪物王女
王位継承問題から、物語は王女たちが事件に巻き込まれるところから始まる。
命を狙われているのだが、読者も主人公たちも「誰」に狙われて、「何」が起きているのかもわからない状態におかれるのだ。
起きている「謎」を解明し、それを打ち破るという形式をオムニバス形式でとっており、高い「ミステリ性」と「サスペンス性」から知的興奮を得ることができる。
コナンなどの単純な推理漫画と異なるのは「完了した過去の事件」に対して真理を得るための謎解きでなく、「今現在進行している事件」に対して生き残るための謎解きであるという点だ。
僕の中では「寄生獣」などと同等の評価を与えている。
特に8巻以降は表現の幅が広がり、この評価につながった。
「何」が起きているのかを考えずに、ただ受動的に読むだけではこの本の面白さは伝わらないだろう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-17 13:20:48] [修正:2010-01-17 13:35:00]