「グレッチェン」さんのページ

漫画版新世紀エヴァンゲリオン

この漫画はアニメ版より
かなり心理描写に行動に
心理背景が細かく
まるで刃物が尖っているような
感覚に読んだ後に陥る



この漫画にひかれた点は
ゲンドウの言動である
母親の愛情をもらう
実の息子が憎い
というのは
とても迷言であり名言であると思う
まさにエディプスコンプレっクス?


さらに
自分が神になりたいという
ゲンドウの発言は
自己の欲求を切り詰めると
自分=神(絶対的存在になる)
と誰の中にでもあるかもしれない
エゴの心理を分かりやすく主張している。
これはエヴァンゲリオンが描きたいことの
根幹の大部分を占めているのではないだろうか?


旧劇場版だと
シンジを傷つけ嫌われるのが
怖く何も出来なかったゲンドウ
それが漫画版は上に記述したように
大きな変化があった。
そのため人間の醜さを
さらに鋭く表現していると感じた
それが漫画版エヴァの魅力





ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-23 01:48:19] [修正:2011-04-23 01:51:41]

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