「ブレードランナーズ・ハイ」さんのページ

細かい整合性や展開の違和感にツッコむのはナンセンス。この漫画には現代の漫画にはない迫力や破壊力がある。
もともと漫画なんて空想の世界なのだから、紙の上に広がる空想世界に読者を引き込めたら勝ちなのである。

そういう点ではこの作品は至高である。子供たちの心を鷲掴みにし、そのままトラウマ一直線にしてしまう恐れのある恐怖の世界観&物語&作画だ。
少なくとも、読み終えたら確実に食欲がなくなってしまう破壊力。
そしてありえない展開の中に終始流れる極限の集団心理の生々しさ。
ユーモアとおぞましさがにじみ出る画。

間違いなく傑作。

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[投稿:2011-11-19 12:08:00] [修正:2011-11-19 12:08:00]