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7点 漂流ネットカフェ
トータルで言えば、別に巨大な後悔とともに人生を送っているわけじゃない。
それでも、「もしあのとき……」という思いは、ないわけでもない。
本当は、今のままで、十分幸せなのに。
そんな主人公の姿は、妙に身につまされた。
そして、「惡の華」にしてもそうなのだが、この作者は、すこぶる妄想に走りながら、最後には日常に帰ることを受け入れるというか、日常というありふれた退屈を生き抜くことの価値や美しさを描いているように感じた。
妄想は日常から逃れるためのものであると同時に、日常を生き延びるためのものでもあるのかな、と思った。
そんなことを感じたのは初めてで、私はこの漫画を忘れないだろうと思った。
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[投稿:2017-06-25 23:50:37] [修正:2017-06-25 23:50:37]