「ててむ」さんのページ

ダークファンタジーと銘打たれてはいるがそこまでダークといえる内容ではなく、ただのファンタジーといったほうが無難かもしれない。話の内容はシンプルで骨のあるよい出来なのだが、荒川さんの描く丸みのある線はほんのりした描写には凄く合うのだが緊張感というか迫力のある絵を描くことは十分にできていない気がする。また7巻以降のストーリーが少し惰性になってきている感じがするのと、アニメ版の最終回を超える話にこの漫画版(原作)が仕上げられるかというのが個人的な疑問点である。だが伏線はなかなかいい具合に張り終えつつあり、これまでのストーリー展開からして可能性を多分に残した作品であるので、うしおととらみたく最終回に迫る頃に怒濤の展開がやってくるのを楽しみにしていたいと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-08-31 07:23:12] [修正:2007-08-31 07:29:25]

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