「ててむ」さんのページ

総レビュー数: 30レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年08月13日

8点 HELLSING

異端の漫画。ブラム・ストーカーの小説よろしく吸血鬼狩りとしての話からストーリーは始まるのだが、この漫画の肝はストーリー如何よりも世界観の持つ独特の雰囲気にある。というのも、他の方のレビューにあるように何もかもが狂っている。画力による視覚的なものがどうということではない。ヒラコーによる独特の狂った語り口がキャラクターに生み出す病的なまでの個性は計り知れない。一般の感性を持つ人間は敵味方共に存在せず狂気に魅入られた者共が戦争を繰り広げていく。この漫画にあるのは混沌とした中に渦巻いている混乱である。
普通の漫画では物足りないという人は一度平野節に毒されてみてはどうだろう。カバーの下にあるおまけ絵だけでもかなり癖が強い。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-31 06:40:54] [修正:2007-08-31 06:40:54] [このレビューのURL]

グラップラーの頃のバキは面白かったですよ。
どの戦いもベストバウトって感じで格闘漫画の神様が降臨してた感じです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-14 04:46:39] [修正:2007-08-14 04:46:39] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

原作を圧倒的にアレンジした時代活劇。殺陣をここまで描ききれる漫画家はそうはいないのではないでしょうか。内臓を飛び散らす眼球をえぐる等のグロテスク表現も多々ありますが、読者を引き込んで止まない剣士達の命の遣り取りの前では異様な狂気の中に美さえ見出してしまいます。武士道は死狂ひなり――。

(ところで余談ですが、なぜ牛股師範はあんなに虎眼先生にいじめられるのでしょうか。萌えさえ見出せそうです。また、このシグルイという漫画は何気に木多先生の喧嘩商売という作品で結構ネタにされている漫画だったりもします。)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-13 22:56:47] [修正:2007-08-14 02:39:17] [このレビューのURL]

前作あずまんが大王でも有名なあずまきよひこ氏による作品で、2006年には文化庁メディア芸術祭で賞を受賞しています。
本作は、何気ない日常を子供の視点から描いたもので、簡単に言えばクレヨンしんちゃんのような作品です。読後に爽やかな気分を与えてくれる作品ですが、同時にささやかなことに感動を覚えていた子供の頃の心を失ってしまった自分を再認識して少し物悲しくなったりもします。名作です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-08-13 23:10:22] [修正:2007-08-14 02:38:44] [このレビューのURL]

麻雀漫画の金字塔。
1巻は何を書きたいのか方向が定まらずふらふらした感じでしたが、赤木しげるという名キャラクターの登場で一本筋の通った麻雀漫画へと生まれ変わります。最近やけに展開の遅いアカギやカイジと比べると明らかにスピード感や場の緊張感が違います。明言だらけで文句なしに面白い。麻雀打ちには必読です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-13 23:21:50] [修正:2007-08-14 02:38:05] [このレビューのURL]

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