ホーム > つげ義春

つげ義春

id842

よみつげよしはる

誕生年1937

性別

1937年10月31日生まれ。漫画家、随筆家。本名 柘植義春(つげ よしはる)。『ガロ』を舞台に活躍した寡作な作家として知られる。

自らの生活観・人生観などと併せて独特の世界観を漫画史に切り拓いた。画風は現代の漫画において普通に用いられているトーンを使わないため、カラー作品においてもモノクロ感が強く非常に暗く見える。さらにストーリーのテーマを日常や夢に置き、必ずしも結末がハッピーエンディングでないことから、救いようのない厭世的で虚無感または虚脱感を訴えた作風の漫画を得意とする。このことが日本の映像・演劇などの芸術家と通じるのか、作品の映画化も何度もされている。『ガロ』を通じて全共闘世代の大学生の読者を獲得。1970年代前半にはつげブームを招来した。

後の作家に大きな影響を残していて、特にパロディの分野ではつげ義春作品を題材とするのは定番となっているきらいがある。現在でも往々につげ作品のパロディ漫画を見ることが出来る。

1987年、自らの自殺未遂を描いた『別離』を発表。以来、執筆活動を休止している。
2020年アングレーム国際漫画祭にて「特別栄誉賞」を受賞。
代表作に「ねじ式」、「無能の人」など多数。

つげ義春の情報を編集

つげ義春の漫画一覧

ねじ式

総合点:6.37点 / レビュー数:16人

完結 / 連載開始:1968年~ (ガロ)

無能の人

総合点:7.66点 / レビュー数:3人

完結 / 連載開始:1985年~ (COMICばく)

紅い花

総合点:8点 / レビュー数:1人

完結 / 連載開始:1967年~ (ガロ)

つげ義春と同世代の漫画家