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7.37点(レビュー数:48人)

作者椎名軽穂

巻数30巻 (完結)

連載誌別冊マーガレット:2006年~ / 集英社

更新時刻 2012-10-09 00:26:56

あらすじ 陰気な見た目のせいで怖がられたり謝られたりしちゃう爽子。爽子に分けへだてなく接してくれる風早に憧れている。風早の言葉をきっかけに変わっていけるみたい…。夏休み前、爽子は肝試しでお化け役をやることに!?

備考 2009年、2011年にアニメ化、2010年には実写映画化された

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君に届けのレビュー

点数別:
21件~ 25件を表示/全48 件

6点 limolimoさん

見た目が怖く周りから恐れられてるっていう設定が八木教広の「エンジェル伝説」の設定に似てると思った。エンジェル伝説も大好きな漫画なのでこの作品もすごく楽しんで読めた。
もういい大人の私でも、不覚にも2巻での友達ゲット編で泣いてしまった。
やっぱ友達って一緒に泣いたり、喜んだりしてくうちに芽生えてるものだなぁと。さわこの一生懸命でひたむきなところは本当に泣かせてくれる。こんな子本当に男の子だったら惚れちゃうのもわかる!しかも笑顔が本当にかわいい!!早風君も好きになっちゃうのも説得力がある。他の少女漫画ではなんでこの子はこの子を好きになったんだ?っていうところがよく分からなかったりするけどそこらへんはうまく描かれて、周りも応援したくなるのも分かる。
告白で随分引っ張ってたようにも感じるけど、そこがまたじれったいのも両想いになった時の爽子と早風君の夢のようっていうのがより実感できた。
主人公の周りもジョーだったり、ピンだったりと難癖のあるキャラがいてけっこう笑えるしこの二人の今後もけっこう気になる。まだまだ連載中でどうなっていくのか分からないけど、爽子はどんどん成長していくんだろうなぁ。そのうち二人が喧嘩したりとかもするのかな?あと早風君の野球辞めた理由ってちょっと気になる。このまま失速しないで最終回までいってくれたら点数をもうちょっと上げたいと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-24 18:24:59] [修正:2010-07-30 12:34:11] [このレビューのURL]

6点 トトさん

さわやかなよい話。

ただサワコとその他の友人・脇役は好きなんだけど、どうしても風早君が好きになれない。

あんな人いないよ、と思ってしまうのは私だけ?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-12 15:31:55] [修正:2010-07-23 12:17:03] [このレビューのURL]

5点 みなみさん

最初は爽やかで好きだったのですが、今は爽やか過ぎてなんか恥ずかしいです。
風早くんと爽子がくっついてからは、わたしの中では目的達成したので飽きていく一方です。
展開もシナリオどうりな感じで面白くない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-19 19:45:39] [修正:2010-07-15 21:49:59] [このレビューのURL]

8点 臼井健士さん

近年の少女漫画部門の話題作。読んでみて分かる主人公カップルの純愛ストーリー。
同じマーガレット連載されていた桃森ミヨシ先生の「ハツカレ」に似た雰囲気で、もっと嫌がらせとか恋敵とか不良ッポイ友人とか、
現実にありそうなエッセンスを注入した「綺麗ごとだけ」ではないラブ・ストーリー。

黒沼爽子は高校1年生の女子。地味で大人しいのだが、市松人形のような外観が小学校・中学校を経ていくうちに
「霊感がある」「幽霊が見える」「目を合わせると災いが振りかかる」等のあらぬ噂を呼び、クラス内でも孤立気味。浮いた存在だった。
仇名は「貞子」。ホラー映画の登場人物から取られていた。

そんな彼女が憧れているのがクラスメイトの男子・風早君。爽やかで嫌味がなくて面倒見がよくてクラスメイトから信頼されていて・・・・。
自分には眩しい存在。他のクラスメイトとは違って自分に対しても普通に接してくれる。
クラスメイトともっと仲良くしたい、普通に接して欲しいと願う爽子は風早の助言から
普通なら絶対に友達にならないだあろう「吉田」「矢野」の女子2名と親しくなることができた。

自分に対する周囲の誤解の視線を打ち破るには、たとえ弱くとも自ら最初の1歩を踏み込むことが必要。
自分から働きかけねば状況は変わらないのだ。
内気な爽子にとってはそれは「他人が想像する以上に困難な行動」であったはずだ。
失敗したら・・・今よりももっと誤解されたら・・・嫌われたら・・・・・迷いが交錯して止まなかったはず。
だが、その恐怖心以上に爽子の「誤解を解きたい」「みんなと仲良くしたい」気持ちは強かった!

背中を押したのは確かに風早だったかもしれない。
だけど、最終的に勇気を出して1歩踏み出したのは爽子自身。
爽子が自ら「変わろう!自分の殻を破ろう!」とした気持ちが周囲の人間に伝わったからこその
変化であったことを忘れてはならない。
爽子が1歩譲ったことを認めたからこそ、クラスメイトや周囲の人たちも爽子に対して誤解の視線があったことを認めた。

人は時に何の自らの変化も為さずして、周囲が自分に都合のいいように変わってくれないことを嘆いたり恨んだりする。
けれど、それでは「真の相互理解」は有り得ない。所詮は赤の他人同士。真の理解など最初からないのだと突っぱねるのは容易い。
人は他人の非を責めるのは簡単でも、他人の罪を許すことには不器用な生き物だと思うから。
まず自らが変わること。次は変わった(自らの過ちを認めて、良くなった)者を評価してあげること。
他者の罪だけを責めて、それを償う機会を与えてあげないのは「片手落ち」である。
最初から「無条件で評価してもらえる」という甘えを捨てること。

風早を好きな女子、胡桃沢梅は爽子に言う。
「何の苦労もなく風早の周りにいるあんたなんて嫌い」と。
梅も孤独だった。自分の周囲に群がる女子は自分を利用しようとする子ばかり。
中学時代はひとり教室で涙を流す日もあった・・・・・・。
だから打算なく自分を見てくれる風早を好きになった。
けれど彼女は知らなかった。
「(周囲の勝手な誤解や思い込みの視線に)歯を食いしばっていたのは自分だけではなかったこと」を。
爽子は泣きこそしなかったかもしれないが、心は誤解に傷付いて血を流し続けていた・・・・。
それを彼女が知ったとき、2人の間に「同じ男を好きになった」縁が
「親友への道」を一直線に切り拓かせるような気がするのが「最新第10巻の引き」です。
梅の目の前に打算なく自分を見てくれる女の子が初めて現れた。

梅の中学時代の笑顔はいつの間にか「作り笑い」に変わっていた。
信じていた女子たちに裏切られて一度は失ってしまった「心からの笑顔」。
それを取り戻させてくれる予感がする。鍵を握っているのは「恋敵」。
自分が憧れて止まなかった「風早の隣」を自分の場所とした女・・・・。
「恋敵の変化」を認めること。それが最後の一山のような気がする。
爽子は梅を受け入れる準備は出来ている。
梅が1歩譲ったとき、最大の恋敵は最高の味方に変化する。そんな予感がする。
続きは本編で。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-19 18:42:56] [修正:2010-06-19 18:42:56] [このレビューのURL]

10点 オカシューさん

「君に届け」の恐怖

最近、妻が「君に届け」にドはまりしている。
なんか泣きながら何度も何度も読み返している。

先が分かっているのに泣かせるのがスゴい。

先日なぞ夜なかに私がトイレに起きたらリビングのコタツで単行本開いたまま寝ていた。
おいおい。
その魅力は睡魔にも抗おうとさせるか。

彼女の意見で10点としておくがこりゃあオイラもキチッと読んでレビューし直さなければ。

妻には何かがバッチリ届いているようだ。

恐るべし。

「君に届け」

ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-04-26 01:34:18] [修正:2010-04-26 01:34:18] [このレビューのURL]

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