蒼天航路のレビュー
5点 notatallさん
正史が正統であり、演義はフィクションである。
演義に基づく横山三国志がそのまま蜀よりの視点、
蒼天航路では、魏視点による演義なみの脚色が行われている。
が、どちらも読者が楽しめさえすれば、何の問題もないだろう。
しかし個人的には、
歴史を取り扱うフィクションにおいては、どのジャンルの創作物であっても、重要なのは説得力ではないかと思う。
その点で、この漫画に高い点数はつけられない。
一例を挙げれば、劉備・関羽・張飛の異様なまでの絆が、何からもたらされたものであるかを、侠によるものとすら、言及していないあたりである。
(キリスト教的性倫理に縛られた我々は、立ち入らない方が無難か?)
三国志。ひいては歴史浪漫への入門書としては、演義程度に評価できるが、読み直すことはない。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2010-07-18 21:32:47] [修正:2010-07-18 21:32:47] [このレビューのURL]
8点 福岡太郎ノ助さん
三国志の入り口はこのマンガでしたww始めはやや行き過ぎた仰々しい振り付けにムムっとなるのですが、慣れると逆にドンドン引き込まれて面白くなりました。歴史物だから、やや分りづらい所も少しありますが、基本的にタイトルのとうり清々しい青空のようなカラッとした作品です。ちょっとグロいところもあるのでそこだけは人を選ぶかな?登場人物が生き生きとしていてすごく存在感があります。個人的には最後の最後まで連載してほしかったです^^でも終わり方としてはやはりあれがベストなのでしょうね?
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-05-10 14:48:10] [修正:2010-05-10 14:48:10] [このレビューのURL]
10点 23さん
曹操が主人公って珍しいなーって読みだしたんですが、
いや本当に面白い。5日くらいで全巻揃えて読み切りました。
続きが気になって仕方ない、という感じ。
一度読みだすと止まりません。
漫画のキャラと一緒に心がせわしく動いてしまいます。
どのキャラクターも感情豊かで活きてる!って感じ。
たまに出てくる抽象的な絵がとても好きです。
聖人君子でない劉備ってのも新鮮。
三国志の登場人物のイメージががらっと変わってしまいました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-12-28 03:08:50] [修正:2009-12-28 03:08:50] [このレビューのURL]
6点 もも治良さん
エロと殺戮がアートなんでしょうね恐らく、まあすごいです。感想すごい。それにだれるところはないですね、夢中になれないのは私が冷めてるからです。あと内臓とか飛び出しまくりなんですがその割にはグロさはあまり感じませんでした。
まあアジア最高アジアを一つに、とでも言いたそうな所は好きですよ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-12-21 16:00:42] [修正:2009-12-21 16:02:49] [このレビューのURL]
5点 ころすけさん
官渡以前と以降で面白さがガラリと変わってしまったと感じた漫画でした。
この漫画の初期では曹操は董卓、呂布、袁紹といった強烈な個性を持つ悪役たちと熾烈な戦いをしていました。
しかし官渡の戦いが終わって話が三国志の本編とも言える魏・呉・蜀の三国時代に向かい始めてから、あまり面白くなくなってきました。
その原因は曹操にライバルがいなくなってしまった点だと思っています。もちろん呉と蜀がライバルなんですが、なんか曹操が全然問題視してない感じなんですよね。話のメリハリがなくなってしまったように感じました。唯一曹操のライバルたりえそうな孔明はアレだったし・・・
三国志演義とは違うことを表現しようと魏の強さを強調したのでしょうか。漫画的には正史とか演義とか特にこだわらない方が面白かったと思います。
批判の方が多くなってしまいましたが、前半が10点をあげたいくらい面白いので、非常に惜しい!と思う漫画です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-12-01 16:40:03] [修正:2009-12-01 16:40:03] [このレビューのURL]
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